品番 01-1217
大業物
斬鉄剣 康宏作之 二尺三寸六分 拵入
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種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 71.7cm |
反りCurvature | 1.8cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 33.0mm | 先幅Width at the top | 23.0mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 6.9mm | 先重Thickness at the top | 5.4mm |
重量Weight | 刀身890g、抜き身1,200g | 時代Period | 平成 |
銘文Signature and Date | (表)康宏作之作 (裏)小林家重代所持 昭和辛酉年五月 |
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登録Registration Code | 昭和57年1月28日 東京都県教育委員会 |
品番 01-1217
<体配>
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで小峰。茎は生で勝手鑢がかかり、茎尻は栗尻。彫り物は表裏に二筋樋がハバキ下で丸留と成る。
<地鉄>
良く詰んだ杢目肌に地沸が微塵に付く。
<刃紋>
互の目乱れ、刃緑細かな沸が付き、祐定の様な蟹の爪を交え、刃中に葉が入る。帽子は一枚帽子の様ですが、横手から少し入った所で小丸に返っています。
<特徴>
康宏、本名は小林林、大正3年山梨県生まれ。昭和33年頃より秋山昭友師について作刀修行を始める。また小林康宏は孤高の刀匠と言われ、鎌倉、南北朝期の古刀を研究し、丸鍛え(一枚鍛え)に拘り、切れる刀を追求しつずけ斬鉄剣と言われる刀を作り上げました。
初代小林康宏刀匠の刀では容易に鉄筋を切断できたと言い、刀匠自身も打ち上がった刀で鉄に切り込み、出来を試していたそうです。
本作は小林刀匠の親戚からの初出しで、30年間の長い眠りから覚めたばかりです。拵は時代の良い金具を使用、刀身には二筋が入り、上等な研ぎがかけられています。持った感じもバランス良く、刀身の出来も素晴しい刀です。正に小林康宏刀匠の技量がうかがえる一振りです。
<拵え>
ハバキ:銀無垢一重の腰祐乗。
鍔 :鉄地木瓜形月に八つ橋図。
縁頭 :赤銅磨き地燕子花の図。
目貫 :赤銅地粟の図。
柄 :尾張納戸色の蛇腹巻き。
鞘 :黒呂の鞘とつなぎ。白鞘が付属します。
<刀剣の状態>
研ぎ: 概ね良好ですが、ヒケが1箇所あります。
傷: 傷は有りません。