品番 02-1093
貴重刀剣
古刀 備州長船祐定 二尺三寸八分 薩摩拵入
- 商品価格
380,000円(税抜)410,400円(税込)
売り切れ
・備州長船祐定、末備前で祐定銘を切る刀傷は数多くおり、その中でも「彦兵衛尉」「与三左衛門尉祐定」「与左衛門祐定」「源兵衛尉祐定」等が有名で、それぞれ茎表に 俗名を、茎裏に年季、また國名を備前國と切る。なお國名を備州と切る祐定は数打ち物と言われるが、先述の祐定の作品でも傷が出た物は「備州長船祐定」銘で出荷されたと言われる。本作品は三分三厘 程磨り上げられていますが、未だ長さが二尺三寸八分、反りも2.7cm有る事から、元々は太刀として作られた物で、数打とは考えにくい、また地鉄、波紋は出来が良く、恐らく有名刀工の手による注文打の影打で、傷が出たため「備州長船祐定」で出荷した物と思われる。
・鎬造、庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで反り深く、小峰。地鉄は板目肌に見事な乱れ映りが立つ。波紋は互の目乱れで、匂は明るい。鋩子は乱れ込み小丸に返る。茎は三分三厘程磨り上げられ、鑢目
切り、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。
・ハバキは素銅地に金色絵の二重風。
<拵>
・拵は生の薩摩拵で。鍔を含め赤銅地片切り彫り牡丹唐草図の半太刀金具は一作物です、コジリには鮫は大きな親粒が付き巻き鮫、頭金具の下は銅板を鮫の粒の様に打ち出した物で金鍍金がかけられています。目貫は赤銅地金色絵蛭子大黒の図、柄巻きは正絹茄子紺の諸摘み巻きです。鞘には薩摩拵独特形状の逆角が付き、一作のコジリには花菱の家紋が付く、鞘塗りは渦巻き状に金茶で塗られる。
<その他>
・宮崎県登録から薩摩藩の支藩、都城島津家中の中級武士が所持していた物でしょう。鞘塗りに少し剥れが有りますが全体的に状態は良く、薩摩拵のコレクターにお勧めです。
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研ぎですが錆はありません、小さな刃毀れが3箇所有ります。
傷: 差し表の中程の地刃の境に目立つ鍛え傷が一点だけ有ります。
品番 02-1093
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 72.0cm |
反りCurvature | 2.7cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 31.4mm | 先幅Width at the top | 21.0mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 8.1mm | 先重Thickness at the top | 4.9mm |
重量Weight | 刀身840g、抜き身1,140g | 時代Period | 室町後期 |
銘文Signature and Date | (表)備州長船祐定 | ||
登録Registration Code | 昭和48年6月25日 宮崎県第20108号 |