説明
「体配 style」
体配は鎬造り身幅尋常、重はやや厚く、腰反り強く猪首鋒。茎は生で鑢目は筋違い茎尻は栗尻となる。
「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌に小板目交じり、地沸厚く付き、地景入る。
「刃紋 hamon」
刃紋は丁子乱れ、足良く入り、刃縁沸つき砂流し盛んにかかる。刃中金筋が光り、帽子は乱れ込み小丸に返る。
「特徴 detailed」
國宗、藤田三郎國宗、本名は藤田宗久、昭和38年7月18日生まれ、愛媛県新居浜し在住。
師は河内國平刀匠、兄弟子には高見太郎國一、清田次郎國悦、弟弟子には石田四郎國壽、小宮六郎國天、金田七郎國真がいる。新作刀展では受賞多数。また國宗刀匠は自家製鋼で地鉄を作る等、古作再現を熱心に研究する実力派の刀匠です。
本作は鎌倉時代の備前三郎國宗を狙った太刀で、腰反り高く茎が曲がった、鎌倉期の太刀を再現した素晴らしい作品です。
「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :銀無垢二重。
鞘(saya) :白鞘。
「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。