新々刀 無銘 二尺四寸三分 鯉口印籠刻一枚鮫研出鞘拵入

商品コード: 02-1290 カテゴリー:

説明

<体配>
体配は鎬造り庵棟、身幅尋常重やや厚く、反り頃合いで腰反り、小鋒。茎は生ですが区が送られ切り鑢がかかる、茎尻は栗尻と成る。
彫り物は片チリの棒樋が茎尻まで掻き通しと成る。

<地鉄>
地鉄は杢目が精緻に詰み地沸付く。

<刃紋>
刃紋は丁子刃で足良く入る。鋩子は乱れ込み掃きかけ小丸に返る。

<特徴>
本刀は、新々刀の太刀を区送りしたものと思われます。元々は鎌倉時代の備前物の太刀を写した物と思われます。2寸程区が送られたため茎が長くなり、非常にバランスが
良く成っています。刀身は古研のため曇っていますが錆は無く、ヒケは少しありますが、鍛割れ等の傷は有りません。
拵は最近作られた物でしっかりしており、特に鞘は鯉口付近を印籠刻みにして、その上に一枚鮫を張り付け研ぎ出した高価な物です。この鞘を新たに作ると最低でも1万円
はします。長さも有り反りも頃合いでバランス良く、居合に最適な一振りです。

<拵え>
ハバキ:素銅一重の変りハバキ。
鍔  :鉄地海鼠透かし(正弥弥)。
縁頭 :鉄地肥後野道。
目貫 :瓜の図。
柄  :柄巻は牛表革の諸捻り巻き。
鞘  :鯉口印籠刻み一枚鮫研ぎ出し鞘。

<刀剣の状態>
研:古研のため曇っていますが、錆は有りません。
傷: 欠点に成る様な傷は有りません。