保存刀剣
新々刀 直重
七寸 打刀拵入

【登録 Reggistration Code】
昭和31年1月8日 長野県第18762号
【種別 Category】
短刀 Tanto
【長さ Blade length】
21.2cm
【反り Curvature】
0.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)直重
【元幅 Width at the bottom part of blade】
21.5mm
【先幅 Width at the top] 
13.6mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.7mm
【先重 Thickness at the top】
4.3mm
【重量 Weight】
刀身 145g  Blade Just 145g
【時代 Period】
江戸時代後期
The latter of the Edo period.

商品コード: 04-1102 カテゴリー:

説明

「体配 style」
平造り庵棟、身幅狭く重やや厚く、無反りでふくら枯れる。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
小板目が良く詰み、地沸厚く付く。

「刃紋 hamon」
互の目、刃縁砂流しがかかる。釯子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
直重は江戸時代後期、周防(防州)にて活躍していた刀工です。周防の國は萩に本拠を構える毛利家の家老吉川家の領地で、錦帯橋で有名な岩国が城下町です。
幕末には、本藩の長州藩と共に活躍し、明治維新の実現のために力を尽くしました。
本作、重厚くふくらが枯れた幕末動乱期の短刀で、この時代の勤皇の獅子の心意気が伝わってくる短刀です。
拵も素晴らしく、柄から鞘の栗形辺までを千段に刻み、そこからコジリまでは石目地に印籠刻、その上に影蒔絵で雲を描いています。
小柄と珍しい馬針が付属します。研ぎは古研ぎで曇りやヒケが有りますが、軽い研ぎで綺麗になります。

「拵 koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地銀鍍金の腰祐乗。
鞘(saya) 柄(tsuka) :印籠鞘鯉口千段刻鞘合口拵。
小柄(kozuka):鉄地松樹図。
馬針(Bashin):鉄地。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため曇りや、少し薄錆が有ります。
傷: 少しヒケが有りますが、鍛割れ等欠点に成るような傷は有りません。