特別保存刀剣 月山貞勝 七寸四分 白鞘入

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商品コード: 04-1092 カテゴリー: , ,

説明

「体配 style」
やや小ぶりの短刀で身幅、尋常重ね厚く体配の良い作品です。

「地鉄 jigane」
小板目肌に小杢目肌が混じり地沸がつき地景が働き精良な地金となる。

「刃紋 hamon」
沸出丸みを帯びた互の目乱れ、尖り互の目乱れが混じる。

「特徴 detailed」
月山貞勝は帝室技芸員:月山貞一(初代)の長男として明治2(1869)年、大阪-槍屋町で生まれた。名を英太郎と言い、幼少の頃より父:貞一につき鍛刀技術を修めた。 その技倆は貞一に迫るものがあり、貞一没後は大阪月山家を継ぎ、その門下からは三男の月山貞一、高橋貞次の2人の人間国宝や、多くの良工を輩出し昭和18(1943)年12月24日に74歳で没した。 大正7(1918)年頃までは、父貞一の相槌を勤めていた為に、自身銘の作はほとんど無く、この頃の作としては、僅かに昭和天皇立太子禮御佩刀の直刀が知られている。出羽三山神社蔵の大正10年紀 の脇指は綾杉伝で、これが世にある貞勝の年紀としては最も古いものであると思われる。
大正10年頃より貞勝は一木喜徳郎宮内大臣の知遇を受け、天皇陛下の大元帥刀や、各宮家や宮内省の御下命を受け賜わり、陸・海軍将官への御下賜刀の製作にあたっている。 貞勝の作風は、綾杉伝の他に、備前伝を得意とし、相州伝にも見るべきものがある。刀は細身で小切先の優美な姿のものが多く、これは前述した、宮内省関係の刀を多く製作していたことと深い関連があると思われる。

「拵 koshirae」
ハバキ:一枚鎺
拵  :白鞘

「刀身の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷: 欠点になるような傷はありません。