(03-1212)
保存刀剣
無銘(新々刀寿命) 一尺四寸四分 打刀拵入


Hozon Token Mumei Shishinto Jumyo(Toshinaga) with Koshirae.
新々刀寿命と極められていますが、末古刀か新刀初期かも知れません。
刀身に上品な角留樋に添樋が彫られ、拵は鯉口千段刻鞘の高級仕様です。
コレクションに最適な脇差です。
This Wakizashi is authenticated as Shin-Shinto Jumyo, but may be Sue-koto or early Shinto Wakizashi.
The sword body is carved with elegant Kakudome Hi and Soe Hi,
and the Koi-kuchi Sendan carved Saya is of high quality specifications.
This is the best Wakizashi for your collection.

【登録 Reggistration Code】
令和3年7月10日 東京都第323578号
【種別 Category】
脇差 Wakizashi
【長さ Blade length】
43.6cm
【反り Curvature】
1.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
無銘 Unsigned
【元幅 Width at the bottom part of blade】
28.3mm
【先幅 Width at the top] 
19.3mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.0mm
【先重 Thickness at the top】
4.4mm
【重量 Weight】
刀身368g 抜身570g / Blade just 368g With out saya570g.
【時代 Period】
江戸時代後期 / The latter of Edo period.

商品コード: 03-1212 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅やや細く重尋常、鳥居反り中鋒。茎は磨り揚げ、区は20mmほど送られ鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。

「彫物 carving」
表裏に片チリの棒樋がハバキ下で角留と添樋が彫られる。

「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌が流れ柾かかり、地沸付く。

「刃紋 hamon」
刃紋は互の目で尖り刃を交える、刃緑は小沸が付き砂流しかかり、刃中は葉が入る。釯子は刃文成りに入り尖り気味に返る。

「特徴 detailed」
寿命(としなが)、大和伝系手掻一派を祖に持つ刀匠で、寿命の銘は、その縁起の良い銘振りから代々注文が多く、室町時代初期から江戸時代後期まで続きます。
本作、鑑定書では新々刀の寿命と極められていますが、地鉄や添え樋の減り方から見ると古刀か新刀初期の様に思えます。元々樋は鎺元に角留され、それに添樋を彫った上品な物で、鎺は素銅地金着の変わり鎺の高級な物が付いています。
拵のコンディションも良く、コレクションに最高の脇差です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着の変わり鎺。
鍔(tsuba)    :鉄地木瓜形一文銭の図。
縁頭(fhchikashira):縁は赤銅魚子地稲穂の図、頭は水牛の角。
目貫(menuki) :赤銅地金色絵寶袋の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付く。柄巻きは正絹黒の諸捻り巻き。
鞘(saya) :鯉口千段刻黒呂鞘。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:研ぎ減りのため、差し裏の鎺から9㎝の所に地荒れが有りますが、その他欠点に成るような傷は有りません。