古刀 古銘兼元 一尺六寸四分 打刀拵入


三本杉を焼いた古銘兼元、拵の鮫革、金具類は高級品を使っています。
Koto Mumei Komei Kanemoto with Koshirae.

 

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
昭和27年11月19日 大阪府第10382号
【種別 Category】
脇差 Wakizashi
【長さ Blade length】
49.6cm
【反り Curvature】
1.5cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
3個 Three
【銘文 Signature and Date】
(表)古銘 兼元
(裏)板倉権之進上之
【元幅 Width at the bottom part of blade】
26.7mm
【先幅 Width at the top] 
19.6mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
5.7mm
【先重 Thickness at the top】
3.7mm
【重量 Weight】
刀身357g / Blade just 357g.
【時代 Period】
室町時代後期/ Late of the Muromachi period.

 

商品コード: 03-1186 カテゴリー:

説明

<体配 style>
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り、中鋒。茎は磨り上げられ鑢目は切、茎尻は一文字。

<彫物 carving>
差表に護摩箸、差裏には腰樋が彫られる。

<地鉄 jigane>
板目肌に薄らと白気映りがつく。

<刃紋 hamon>
尖り互の目、俗に言う三本杉です。釯子は地蔵釯子。

<特徴 detailed>
古銘兼元、坂倉権之進上之と切られた脇差です。切り付け銘についてのついての真贋は不明ですが、末古刀期の後代兼元だと思います。刃紋やや崩れた感じのする三本杉で、古銘兼元の真実性を語っていると思います。
拵は時代のヨレが有りますが素晴らしい物で、鮫革の親粒が大きく、縁頭は在銘、鍔は若芝の在銘でこれは本物でしょう。

<拵 koshirae>
ハバキ Habaki :素銅地二重の銀鍍金。
鍔 Tsuba    :鉄地山水図金象嵌(銘:若芝)
縁頭 FuchiKashira :鉄地蓮の図。
目貫 menuki  :漁具の図。
柄 Tsuka   :大きな親粒が付き巻鮫。柄巻きは正絹黒の諸撮み巻き。
鞘 Saya  :黒呂。
栗形 kurikata:鉄地。
鐺 kojiri:銀地。
小柄 Kozuka :赤銅魚子地龍の図。

<刀剣の状態 condition of blade>
研:古研ぎのため、くもりや薄錆が有ります。
傷:欠点に成るような傷は有りません。