保存刀剣
無銘 筑紫了戒 一尺七寸一分
打刀拵入、白鞘付


室町時代中期の筑紫了戒、状態も良く、尾張柄の付いた拵も綺麗です。
Hozon Token Mumei Tsukushi Ryokai with Koshirae.

【登録 Reggistration Code】
昭和40年9月16日 広島県第24961号
【種別 Category】
脇差 Wakizashi
【長さ Blade length】
51.7cm
【反り Curvature】
1.4cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
無銘 Unsigned
【元幅 Width at the bottom part of blade】
27.4mm
【先幅 Width at the top] 
16.8mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.6mm
【先重 Thickness at the top】
3.7mm
【重量 Weight】
刀身372g / Blade Just 372g.
【時代 Period】
室町時代 / Muromachi period.

商品コード: 03-1165 カテゴリー: , タグ:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅やや細く重尋常、鳥居反り小鋒。茎は生で鑢目は浅い筋違い、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れて柾ががり、白気映りがたつ。

「刃紋 hamon」
細直刃基調に浅く湾たれて、小互の目、ほつれなど交じえ小沸がつく。帽子は直ぐで浅く小丸へ返る。

「特徴 detailed」
筑紫了戒とは、来国俊の子が了戒であり、了戒の子が了戒久信で、その弟子の了戒能定が南北朝時代応安頃より室町期にかけて九州筑紫に移住したものを筑紫了戒と呼称します。このように来派の流れを汲む筑紫了戒には、久信・能定・能真・秀能・能次などが居り、本国山城伝の作風を色濃く継承しています。
本作も山城伝を色濃く継承した脇差で出来が良く、付属する拵の柄は尾張柄で、身分の高い武士の差料だったと思います。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :二重ハバキ、上蓋は素銅地金着、下蓋は赤銅。
鍔(tsuba)    :鉄地熊四手に鳩図。
縁頭(fhchikashira):赤銅魚子地菊唐草の図。
目貫(menuki)   :素銅地犬の図。
柄(tsuka) :尾張柄、鮫は親粒が付き巻鮫。柄糸は正絹納戸色の諸摘み巻き。
鞘(saya) :黒呂鞘、返り角、小柄櫃が付く。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:欠点になるような傷は有りません。