(02-1629)
昭和刀 出羽国月山宗光 二尺二寸一分 98式軍刀拵入



Syowato Dewa no kuni Gasan Munemitsu with 98 style Gunto Koshirae.
平安時代の出羽月山の末裔、月山宗光の刀です。
コンディションの良いオリジナルの98式軍刀拵に入った、超レアな刀です。
This is a work by Gasan Masamitsu, a descendant of Dewa no Kuni Gasan in the Heian period.
And, this is an extremely rare sword in an orijinal Type 98 Gunto Koshirae in good condition.

 
★我公司可以合法地将日本刀运送到中国。

 

【登録 Reggistration Code】
昭和59年4月19日 東京都第232416号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
67.0cm
【反り Curvature】
1.5cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)出羽国月山宗光
(裏)昭和十八年三月日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
32.4mm
【先幅 Width at the top] 
23.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.5mm
【先重 Thickness at the top】
5.4mm
【重量 Weight】
刀身807g
Blade Just 807g.
【時代 Period】
昭和初期 / The early of Showa period. 

商品コード: 02-1629 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、やや腰反り中鋒。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は浅い栗尻。

「地鉄 jigane」
地鉄は小板目が詰み地沸付く。

「刃紋 hamon」
波紋は互の目で足が良く入り、匂い口明るく、砂流しかかり、刃中は葉、金筋が入る。釯子は乱れ込み先尖り返る。

「特徴 detailed」
月山宗光、本名は結城八太郎、山形県山形市鍛冶町で作刀していた刀匠です。元陸軍受命刀工。
月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄える。その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となり、現在まで一門は続く。
その一方、出羽國(現在の山形県)にても、一門が作刀を続けており、その子孫が月山宗光です。
刀身は軍刀研ぎのままなので、地鉄は余り見えませんが、刃は刃縁に沸、刃中の働きも良く見えます。ポツポツ錆が有りますが、丁子油を塗っていれば大丈夫でしょう。
研ぎ直せば素晴らしい地鉄が見えるはずです。刀身が納まる九八式軍刀拵はオリジナルで、唯一切羽が一枚違う物が入っています。
柄は鮫革が殆ど剥がれていたので、新しく残っていた鮫革を生かしつつ、新しい鮫革を張り、正絹柄糸を巻きました。

「拵 Koshirae」
鎺(habaki) :素銅地黒染立鎺。
九八式軍刀拵

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため、少し錆が有りますが、研ぎで綺麗になります。
傷:欠点に成るような傷は有りません。