特別保存刀剣
無鑑査刀匠 広木弘邦 二尺七寸強 白鞘入


Tokubetsu Hozon Token Mukansa(exemption of examinatio) Hiroki Hirokuni with Shirosaya.
 
現代の名工、無鑑査弘邦刀匠の古青江写し。
鎌倉時代初期の古青江を、見事に再現しています。
是非、太刀拵に入れたい一振りです。
This swod is a Kaoe copy of Mukansa Hirokuni sword smith.
A wonderful reproduction of Koaoe from the early Kamakura period.
It would be great with Tachi Koshirae!

【登録 Reggistration Code】
昭和54年7月4日 神奈川第62131号
【種別 Category】
太刀 Tachi
【長さ Blade length】
81.8cm
【反り Curvature】
2.6cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)願主参州北設楽三ツセ
原田武兵衛十ニニ氏分家原田東助上大山祗命弘邦造
(裏)為原田家重代作之昭和丙辰年尚武
(棟銘)邦家天長萬民和平原田本分家
【元幅 Width at the bottom part of blade】
32.3mm
【先幅 Width at the top] 
20.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.5mm
【先重 Thickness at the top】
4.7mm
【重量 Weight】
刀身768g
Blade Just 768g.
【時代 Period】
昭和後期 / late of Showa period.

 

商品コード: 02-1588 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、腰反り強く猪鋒、茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。

「彫り物 carving」
片チリの棒樋が鎺元に角留、履き表の鎺元の樋中には素剣が彫られる。

「地鉄 jigane」
地鉄は小板目肌に地沸が微塵に付く。

「刃紋 hamon」
刃紋は得意とする、青江の逆丁子、足良く入り、刃中は葉、金筋が入る。釯子は刃紋成りに入り焼き詰風に、少し返る。

「特徴 detailed」
広木弘邦刀匠は、本名を広木順一といい、昭和23年生まれ、福岡県大牟田市出身。初め父の広木国宏に鍛刀を学んだ後、人間国宝隅谷正峯刀匠に師事する。弘邦刀匠は独自の研究を重ね青江写しを得意としている。昭和43年、文化庁より作刀承認を得、昭和48年、神奈川県厚木市に鍛刀場を開設する。平成8年、日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定される。近年、佐野美術館における新作刀展において講演などを行い、新作刀の普及啓蒙に活躍した、現代における代表的な刀工です。
本作、注文打ちで作刀した、古青江写しで、鎌倉時代前期の長い太刀姿に、見事に古雅な逆丁子を焼き上げています。
現代刀で特別保存に指定される刀剣は、よほど優れた出来の物だけです。そのままコレクションにするも良し、太刀拵を作るのも良いでしょう。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着一重の太刀鎺。
鞘(saya) :白鞘。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。