保存刀剣
近江守源長寛(摂津・寛文頃) 二尺二寸三分 打刀拵入、白鞘付



江戸時代初期寛文頃、紀州石堂の鍛冶、近江守源長寛の作品。
大磨り上げながら、刃長は二尺二寸三分あり、拵の状態も良くコレクションに最適。
Hozon token Ohminokami Minamoto Nagahiro(settsu,Kanbunkoro) with Koshirae and Shirosaya.
This sword was made in around 1665.
He is in Kisyu Sekidou school’s sword smith.

【登録 Reggistration Code】
昭和58年9月1日 長野県第72683号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
67.7cm
【反り Curvature】
1.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)近江守源長寛
【元幅 Width at the bottom part of blade】
29.0mm
【先幅 Width at the top] 
19.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.7mm
【先重 Thickness at the top】
5.0mm
【重量 Weight】
刀身749g
Blade Just 749g.
【時代 Period】
江戸時代初期 / The early of Edo period.

 

商品コード: 02-1581 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、反り浅く小鋒。茎は磨り上げられ区は10cm程送られる、鑢目は切、茎尻は浅い栗尻。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れ、肌立、映りが立つ。

「刃紋 hamon」
互の目、刃緑細かな沸が付き、砂流しがかかり、刃中金筋が入る。釯子は刃紋成りに入り小丸に返る。

「特徴 detailed」
近江守源長寛、本国紀伊、銘は紀伊國長寛とも切る。また近江守長曾根長廣との同人説もあるが、今後の研究が待たれる。始め和歌山城下で鍛刀し後に大坂に移住する。
本作、磨り上げられ10cmほど区を送られていますが、未だ刃長は67.7cm有ります。元々は77㎝くらいの長刀だったのでしょう。
地鉄は肌立っていますが、鍛え割れ等は無く、刃も健全です。付属する拵ですが、鞘に少し塗りの剥げた所が有るものの、珍しい油滴模様の素晴らしい物です。
是非、あなたのコレクションに加えて下さい。

「拵 koshirae」
ハバキ(habaki):素銅地銀着一重磨き地。
鍔  (tsuba):鉄地木瓜形唐人の図。
縁頭 (fuchikashira):素銅地唐草図半太刀金具。
目貫 (menuki):素銅地金鍍金三連葵紋。
笄  (kougai):素銅地龍の図。
柄  (tsuuka):鮫は親粒が付き巻鮫。柄糸は正絹金茶色の諸捻り巻き。
鞘  (saya):焦茶色の油滴塗り。白鞘、つなぎ

「刀身の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:地肌は肌立っていますが、鍛割れ等の欠点に成るような傷は有りません。