特別貴重刀剣
濃州関住兼氏 二尺二寸九分 打刀拵入、白鞘付

 
正宗十哲、志津三郎兼氏の後裔、濃州関住兼氏。
家伝の相州伝を焼いた刃紋が見事です。
Tokubetsu Kicho Token Nosyu Seki ju Kaneuji with Kohirae and Shirosaya.
This sword is Kaneuji of Shinto.
He is a descendant of Shizu Saburo Kaneuji.

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
昭和53年11月28日 京都府第42110号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
69.4cm
【反り Curvature】
1.5cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)濃州関住兼氏
【元幅 Width at the bottom part of blade】
29.6mm
【先幅 Width at the top] 
18.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.2mm
【先重 Thickness at the top】
4.6mm
【重量 Weight】
刀身615g / Blade Just 615g.
【時代 Period】
 江戸時代中期 / The middle of Edo period.

商品コード: 02-1568 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れ柾と成り、肌立ち白気映りが立つ。

「刃紋 hamon」
互の目乱れ尖り刃を交え、刃緑沸付き砂流し栄んにかかり、刃中金筋栄んに入る。釯子は乱れ込み掃き掛け、小丸に返る。

「特徴 detailed」
濃州関住兼氏、正宗十哲の一人志津三郎兼氏を祖とし室町時代から新々刀まで続く名跡。その内新刀期だけでも関で兼氏を名乗る刀匠は8人いました。
本作は享保の半六郎兼氏か寛政の半七兼氏のどちらかの作品と思われます。
刀身は板目肌が流れ柾と成り肌立った地鉄に、見事な相州伝を焼いた物です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着せ一重の腰祐乗。
鍔(tsuba):鉄地葵の図。
縁頭(FuchiKashira) :赤銅魚子地秋草の図(美濃)。
目貫(menuki)  :素銅地虎の図。
柄(Tsuka)   :鮫は親粒が付きく。柄巻きは正絹納戸色の諸捻り巻き。
切羽(seppa):
鞘(Saya)  :黒呂刀豆鞘。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため、少し薄錆が有りますが、地刃は良く見えます。
傷:欠点に成るような傷は有りません。