無鑑査刀匠 肥州八代住源盛吉作 二尺四寸九分 打刀拵入、白鞘付

 

熊本県無形文化財保持者、無鑑査刀匠、肥後熊本の名工、源盛吉刀匠の豪壮な刀です。
付属する登城差は、質の良い金具類を使用して作っています。
Mukansa Tosyo Hisyu Yatsushiro ju Minamoto Moriyoshi saku with Tojo Koshirae.
He was important Intangible Cultural Property of Kumamoto prefecture.
Koshirae is Tojo sashi. It’s very wonderful.

 

 

【登録 Reggistration Code】
令和2年7月8日 神奈川県第81041号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
75.6cm
【反り Curvature】
2.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)肥州八代住源盛吉作
(裏)昭和丁巳歳六月吉日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
35.4mm
【先幅 Width at the top] 
25.3mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.2mm
【先重 Thickness at the top】
6.0mm
【重量 Weight】
刀身890g 抜き身1230g
Blade just890g With out saya 1230g.
【時代 Period】
昭和後期 / Late of the Showa period.

商品コード: 02-1548 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造、庵棟、身幅広く重尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で鑢目は切、茎尻は卒塔婆形。

「彫物 carving」
片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しと成る。

「地鉄 jigane」
板目つみ、少しく杢交じり、地沸微塵に厚くつき、地景太く入る。

「刃紋 hamon」
互の目乱れ、小互の目 丁子風の刃など交じり、足入り、匂い本位に小沸つき、金筋入り、砂流し幾重にもかかり、匂口明るく冴える。釯子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
源盛吉は本名 谷川松吉、大正九年生まれ、熊本県八代市で鍛刀していました。盛吉は昭和九年金剛兵衛盛高靖博師に入門、後に延寿太郎宣繁に学ぶ。
銘は金剛兵衛一門の「盛」の字を冠詞し「盛吉」と名乗るが、延寿宣繁師の弟子でもあることから、昭和十六年、盛吉とは別に「延寿宣次」も名乗る。
昭和五十二年に講和記念刀を制作。昭和二十九年の第一回作刀技術発表会から連続出品し、数々の賞を受賞し、昭和60年に無鑑査刀匠となります。源清麿写では名声を高め、迫力のある相州伝の傑作、数々の名作を残し、平成2年に惜しくも七十歳で没しています。
本作、刀身が長く身幅の広い刀姿に相州伝を焼いた豪壮な刀です。付属する拵は新たに製作した物で、高価な献上鍔が付いています。盛吉刀匠の逸品を是非コレクションに加えて下さい。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着二重。
鍔(tsuba)    :赤銅磨き地金覆輪献上鍔。
縁頭(futikasira):頭は水牛の角、縁は赤銅磨き地。
目貫(menuki) :赤銅磨き地龍の図。
柄(tsuka) :鮫は黒染で親粒が付き巻鮫。柄糸はスーエード鉄色の諸撮み巻き。
鞘(saya) :黒呂。白鞘、つなぎ。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。