現代刀 肥後八代住光宏作(赤松太郎兼光) 二尺三寸三分 白鞘入



熊本の名工、赤松太郎兼光の来國光写し、体配だけではなく、地鉄、焼き刃も完璧です。
磨り上げられた刃紋や、茎の錆付けまで再現している、とことん拘った逸品です。
Modern sword Higo Yatsushiro ju Mitsuhiro saku.
He is Akamatsu taro Kanemitsu.
This sword is copy of Rai Kunimitsu.

【登録 Reggistration Code】
平成15年7月17日 熊本県第51462号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
70.8cm
【反り Curvature】
1.7cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)肥後八代住光宏作
(裏)癸羊年七月吉日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
32.0mm
【先幅 Width at the top] 
26.5mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.4mm
【先重 Thickness at the top】
6.3mm
【重量 Weight】
刀身765g
Blade Just 765g.
【時代 Period】
平成 / Heisei period.

 

商品コード: 02-1543 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重共尋常、中間反り大鋒。茎は大磨り上げで鑢目は切、茎尻は一文字。

「彫物 carving」
彫り物は片チリの棒樋が茎尻に掻き通し。

「地鉄 jigane」
板目肌に杢目が交じり流れ柾と成り、地沸微塵に厚く付く。

「刃紋 hamon」
小沸出来の中直刃、小丁子、小互の目かかり、小沸深くよくつき、金筋・砂流し細かく頻りにかかり、刃中良く働き、匂口明るく冴える。釯子は直ぐに入り履き掛け尖り気味に返る。

「特徴 detailed」
赤松太郎光宏、現在は兼光と銘を切ります。本名は木村光宏、木村兼定(兼嗣)刀匠の長男で、熊本県八代市在住。
新作刀展では数回の特賞の受賞経験が有り、さらに本年は太刀・刀・脇指・薙刀・槍の部で薫山賞を受賞しました。
彼は温厚誠実な人柄で、刀にもその人柄が出ています。将来は無鑑査に成り得る有望な刀匠です。
本作は、南北朝期の山城の名工、来國光を写した物です。また刀身の写しのみで無く、磨り上げられた茎を錆付けられており、刃紋も茎中まで焼き、それを焼きなました手の込んだものです。さらに鎺は銀無垢二重鎺を古く見せるために汚しています。
このような写し物は見たことが無く、大変貴重です。

「拵 koshirae」
ハバキ(habaki) :銀無垢二重。
鞘(saya)    :白鞘。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。