特別保存刀剣
紀伊國康綱 二尺二寸七分半 白鞘入


紀州石堂の代表的刀工、初代備中守康廣の弟子。
石堂丁子では無く、大坂新刀のような匂口の明るい直調の小互の目は貴重です。
Tokubetsu Hozon Token Kinokuni Yasutsuna with Shiosaya.
He is sword smith of Kisyu sekido school.
Also, he is a sword smith who was active in the early Edo period(1661 to 1681).

 

 

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
平成13年11月28日 大阪府第117199号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
69.0cm
【反り Curvature】
1.4cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)紀伊國康綱
【元幅 Width at the bottom part of blade】
33.5mm
【先幅 Width at the top] 
22.9mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.6mm
【先重 Thickness at the top】
5.0mm
【重量 Weight】
刀身750g / Blade just 750g.
【時代 Period】
江戸時代初期/ Early of the Edo period.

 

商品コード: 02-1538 カテゴリー:

説明

<体配 style>
鎬造り庵棟、身幅太く重やや太く、中間反り中鋒。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は入山形。

<地鉄 jigane>
板目肌が詰み、地沸厚く付く。

<刃紋 hamon>
焼き出しは直、その後は直刃調の焼幅の広い小互の目、小足入り、刃緑小沸付き砂流しかかり、刃中は葉、金筋が入る。釯子は乱れ込み小丸に返る。

<特徴 detailed>
紀伊國康綱、紀州州石堂の鍛冶で、初代康廣の弟子、寛文から延宝にかけての刀工。
康綱は通常、派手な丁子刃を焼くが、本作のような板目肌が良く詰んだ地鉄玄人好みの直刃調の小互の目を焼いた作品は少なく珍しいです。同時代の大坂新刀の助廣や真改に影響を受けたものと思われます。

<拵 koshirae>
ハバキ Habaki :素銅地金着一重の腰祐乗。
鞘 Saya  :白鞘。

<刀剣の状態 condition of blade>
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。