特別保存刀剣

加州住藤原兼重作之 二尺三寸八分 打刀拵入

 

江戸時代後期、加賀藩百万石前田家のお抱え工。
幕末当時の打ち刀拵付き。
Tokubetu Hozon token Kasyu ju Fujiwara Kaneshige tsukuru kore.
He is a swordsmith employed by the Maeda family of Kaga Domain in the late Edo period.
This sword has Koshirae of the late of Edo period.

 

【登録 Reggistration Code】
平成24年10月22日 石川県第27130号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
71.7cm
【反り Curvature】
2.3cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)加州住藤原兼重作之
(裏)安政二年仲春吉日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
31.0mm
【先幅 Width at the top] 
20.8mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.8mm
【先重 Thickness at the top】
5.9mm
【重量 Weight】
刀身785g
Blade Just 785g.
【時代 Period】
江戸時代初期 The ealry of the Edo period.

商品コード: 02-1497 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で鑢目は鷹の羽、茎尻は刃上がりの剣形。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れ、地沸付く。

「刃紋 hamon」
互の目乱れ、刃緑荒沸が付き砂流し栄んにかかり銀筋が縫い、飛び焼きを焼き、刃中金筋、稲妻を見せる。釯子は刃紋成りに入り小丸に返る。

「特徴 detailed」
加州住藤原兼重、本名、木下甚之丞、父は木下甚太郎兼久。安政六年(1859)伊勢大掾を受領、その後「加州住伊勢大掾藤原兼重」等の銘を切る。文久二年(1862)歿、享年四十七歳。
本作、安政二年(1855)40歳時の作で、伊勢大掾受領前の作ですが、彼の特徴が良く出た力作で、力強く覇気が有る一振りです。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :銀無垢一重加州ハバキ。
鍔(tsuba)    :鉄地龍の図金象嵌。
縁頭(futikasira):鉄地龍の図。
目貫(menuki) :赤銅地軍師の図。
柄(tsuka) :鮫革は親粒が付き巻鮫。柄糸は正絹黒色の諸摘み巻き。
鞘(saya) :黒呂。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。