保存刀剣 備州長船住横山(祐包)二尺一寸 「新々刀上作」

Hozontoken by NBTHK
Bizen Osafune Ju Yokoyama Sukekane

商品コード: 02-1304 カテゴリー:

説明

「体配」
鎬造り庵棟、身幅重とも尋常、鳥居反り中鋒。茎は筋違い鑢がかかり茎尻は切られている。

「地鉄」
小板目肌が実に良く詰み地沸が付く。

「刃紋」
匂出来の華やかな重花丁子刃に足よく入り、匂口明るく冴える。帽子は刃紋成りに入り小丸に返る。

「特徴」
横山祐包は祐盛の養子で、加賀介祐永と共に備前新々刀を代表する刀工として著名であり、友成五十八代孫と銘しています。作風は小板目肌よく詰んだ鍛えに、刃文は匂出来で
匂口の締まった華やかな丁子乱れを得意としていますが、穏やかな直刃の作も見受けられ、天保六年頃から明治初年までの作品を残しています。
本作は刀身の出来は凄く良く区もオリジナルです、しかし惜しむらくは茎が加工されています、多分サーベルに仕込んだのでしょう、そのため銘が途中で判読できなくなっています。
拵は新しく作られた肥後拵で、ダメージも無く新品のような状態です。また縁頭、鍔は特注で作られた赤銅一作ものだと思われます。コレクションに最適な一振りです。 

ハバキ:銀無垢一重の腰祐乗。
鍔  :赤銅磨き地唐草金象嵌の海鼠透かし。
縁頭 :肥後赤銅磨き地唐草金象嵌。
目貫 :倶利伽羅の図。
コジリ:素銅地黒色揚磨き地。
柄  :鮫は親粒が付き巻き鮫、柄巻きは正絹金茶色の諸捻り巻き。
鞘  :焦茶の松皮塗り。

「刀剣の状態」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。