説明
「刀姿 sword figure」
鎬造り庵棟、身幅太く重尋常、鳥居反り大鋒。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌がつみ、処々柾がかり、地沸つく。「刃紋 hamon」
刃紋は互の目乱れ、刃緑荒沸つき、砂流しかかり、刃中金筋が入る。帽子は乱れ込み掃掛け、地蔵帽子と成り、小丸に返る。「特徴 detailed」
亀井昭平。本名も同じ昭和2年5月21日生まれ、岐阜県賀茂郡富加町住。岐阜県指定重要無形文化財の丹羽兼延の門人となり切れ味の良い作品を制作する。新作名刀展では努力賞二、入選十五回など多数の功績を残す。
亀井刀匠は実用本位の刀剣を製作し、バランスが良く、斬れ味が鋭いと定評があります。
本作、身幅が34.4mmで大鋒の豪壮な造りで、多分特注で作られた物でしょう。
刀身は古研のため、ヒケが多く有りますが、刃はビンビンに立っており、コピー用紙は剃刀の様に斬れます。
試斬で使用するので有ればこのままの状態で十分だと思います。（刀身の曲がりは有りません）
重量はそれなりに思いですが、流石にバランスが良いため、手持ち軽く感じます。
また拵はコンディションが良く、ご購入後、直ぐに試斬で使えます。｢拵 Koshirae｣
ハバキ(habaki) ：素銅地腰祐乗。
鍔(tsuba) ：鉄地葡萄の図。
縁頭(futikasira)：素銅石目地。
目貫(menuki) ：龍の図。
柄(tsuka) ：柄巻は正絹黒色の諸捻り巻。
鞘(saya) ：黒呂。｢刀剣の状態 condition of blade｣
研：古研のためヒケが多く有り、曇っています。
傷：欠点に成るような傷は有りません。
