新刀 肥前国住人伊豫掾源宗次 二尺四寸 打刀拵入



肥前新刀の代表的刀工。
重量軽くバランス良く、居合に最適。
Shinto Hizen koku junin Iyonojo Minamoto Munetsugu
This sword is rlght and good balance so perfect for Iai-do.


 

【登録 Reggistration Code】
昭和27年6月23日 神奈川県第11749号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
72.7cm
【反り Curvature】
1.9cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(裏)肥前国住人伊豫掾源宗次
【元幅 Width at the bottom part of blade】
30.4mm
【先幅 Width at the top] 
18.7mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.3mm
【先重 Thickness at the top】
4.4mm
【重量 Weight】
刀身640g 抜き身860g
Blade Just 650g With out saya 860g.
【時代 Period】
江戸時代初期 The early of Edo period.

商品コード: 01-2045 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造庵り棟、身幅重尋常、鳥居反りで中鋒。茎は生で鑢目は切、茎尻は刃上がりの栗尻。

「彫物 carving」
片チリの棒樋が、ハバキ下で丸留と成る。

「地鉄 jigane」
板目肌に地沸付く。

「刃紋 hamon」
互の目乱れ、刃緑沸が付き砂流し栄んにかかり、刃中は金筋、葉が入る。釯子は直ぐに入り掃き掛け小丸に返る。

「特徴 detailed」
肥前國源宗次(初代)、本名、境三右衛門宗次、銘は肥前國住伊予掾源宗次とも切る。父は境内蔵丞正次で戦国大名鍋島家の家臣。文禄の役では藩主、鍋島直茂に従い朝鮮に渡海している。
その後、宗次は慶長十一年(1606)伊予掾を受領するが、同時に掾司ノ頭を拝命する。慶長十六年(1611)知行十四石で鍋島家に召し抱えられ、藩主より多数の注文を受けている。
肥前新刀と言えば忠吉家が上げられるが、実は宗次家の方が少し古い。
肥前刀と言えば銘を太刀銘に切るのが定説ですが、宗次は刀銘に切ります。本作は太刀銘に切っているため銘の正真は分かりません。ただ鍛え割れ等の傷も無く、刀身の重量が軽いため居合用の真剣として安く販売します。刀身は古研ぎのためヒケや薄錆が有りますが、居合で使用するのには差し支えないでしょう。
また居合で使用される場合は柄のまき直しをお勧めします。柄巻きは税込み16,500円で承ります。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地銀着一重の腰祐乗。
鍔(tsuba)    :鉄地変わり木瓜形菊透かし。
縁頭(futikasira):赤銅地牛の図。
目貫(menuki) :赤銅地蓮の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫。柄糸は正絹黒の諸摘み巻き。
鞘(saya) :黒呂。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎでヒケや薄錆が有りますが、地刃は良く見えます。
傷:鍛え割れ等の傷は有りません。