説明
<体配>
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで切っ先は大切っ先、茎は生で化粧鑢かかり、茎尻は金剛兵衛の卒塔婆形。
<地鉄>
板目肌が流れ柾と成り、地沸つく、帽子は乱れ込み小丸に返る。
<刃紋>
刃紋は互の目乱れ、刃中には葉が入る。帽子は乱れ込み小丸に返る。
<特徴>
肥後國住源盛光、本名は寺田義光、明治43年2月17日生まれ、熊本県水俣市在住、戦前から昭和27年までは肥後國住盛親と銘を切る。師は金剛兵衛盛高靖博刀匠。
新作刀展等で多数の賞を受賞した名工です。本作、刀身を研ぎ上げたばかりで、柄は新品の金具を使い豚革で巻替えました。2尺4寸5分と長寸ですが抜身の重量が
960gと軽く、長寸で軽量の刀を探していられる方には最適の一振りです。
<拵>
ハバキ :素銅地庄内
鍔 :鉄地矢車透かし(新品)。
縁頭 :柳生傘の図(新品)。
目貫 :金剛杵の図(新品)。
柄 :柄巻きは豚表革の黒。
鞘 :黒呂。
<刀剣の状態>
研ぎ:研ぎ上げたばかりです。
傷:欠点になるような傷は有りません。