説明
「体配 style」
・堅丸形 鉄地
・地透毛彫 象嵌
・丸耳
「特徴 detailed」
林氏。又平という。先代の平蔵(重次)が二十七歳の明和七年(1770)にその子として生まれる。
重久と重之はいずれの銘も実見され、同人である。はじめ勝家とも名のった。
また源保之と銘するのもこの人だとする説がある。
家督を相続して林家の五代目を継承した。また細川家の藩工となり、代々支給された十五石の切米と五十人扶持をもらった。
良工である。文政六年(1823)十一月に五十四歳で没した。
肥後国春日村久末住。