(04-1178)
保存刀剣
古刀 兼涌 九寸四分 合口拵入


Hozon Token Koto Kanewaku with Aikuchi-Koshirae.
 
末関の名工、関善定派兼房の一門、兼涌の短刀です。
味の有る地鉄に焼いた、兼房乱れが見事な作品です。
合口拵は幕末の拵で、藤巻の上から黒漆を塗った見事な物です。
Kanewaku is a branch of the Seki Zenjo school Kanefusa of the late Muromachi period.
This Tanto’s Jigane has a distinct character to it and Kenbo MIdare’s Hamon on it.
Aikuchi-Koshirae was made at the end of the Edo period and is a magnificent piece of black lacquer applied over To-maki(bamboo turning).
 
★我公司可以合法地将日本刀运送到中国。

【登録 Reggistration Code】
平成21年7月16日 栃木県51201号
【種別 Category】
短刀 Tanto
【長さ Blade length】
27.1cm
【反り Curvature】
0.3cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)兼浦
【元幅 Width at the bottom part of blade】
26.6mm
【先幅 Width at the top] 
22.7mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
5.6mm
【先重 Thickness at the top】
4.0mm
【重量 Weight】
刀身190g
Blade just 190g.
【時代 Period】
室町時代後期 / Late of the Muromachi period.

¥300,000 (税込)

在庫1個

商品コード: 04-1178 カテゴリー: , , ,

説明

「刀姿 sword figure」
平造り庵棟、身幅重尋常、反り僅かふくら程良く枯れる。茎は生ですが区が少し送られ桧垣鑢がかかり、茎尻は栗尻。

「彫物 carving」
彫物は両チリの棒樋が茎の中頃に掻き流しと成る。

「地鉄 jigane」
地鉄は板目に杢目が交じり肌立ち、地沸付く。

「刃紋 hamon」
刃紋は、小沸出来の互の目に、丁子刃交じり、飛び焼きかかり、兼房乱れに似る。刃中は葉が入る。釯子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
兼涌、末関に兼涌を名乗る刀工が2名いますが、ですが銘鑑等では詳細が記載されていません。
しかし兼房乱れを焼き、茎の形や鑢目から見て、兼涌は関善定派で兼房の一門だと考えられます。
彼の作品には、皆焼きの短刀が残されています。
本作は少し区が送られているので、元々は一尺くらいの短刀だったと思われます。

「拵 Koshirae」
拵は幕末の合口拵で、柄から鞘にかけて下地に藤を巻き、鯉口は小さい栗形を付けた素銅製の金具を被せ、その上から黒漆をかけています。鐺は銀で作った猪目の金具を表裏からはめこんでいます。
拵のコンディションは良く、十分に幕末の雰囲気を味わえる事ができます。
ハバキ(habaki) :素銅地銀着一重の腰祐乗。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため、少しヒケが有りますが、地刃は良く見えます。
傷:大肌が出ている所が有りますが、鍛割等の欠点に成るような傷は有りません。