(04-1173)
古刀 無銘菊池槍 六寸一分 拵入、白鞘付


Koto Mumei Kikuchi Yari with Kaiken-Koshirae and Shirosaya.
 
室町時代中期に作らた菊池槍を、短刀に仕立て直した懐剣です。
重厚くふくらが枯れた鋭い造りで、菊池槍の姿を今に伝える貴重な作品です。
This Kaiken is a remake of a Kikuchi-Yari in the middle of Muromachi period.
Kasaneha thick Fukura withered, sharp figure.
This is a valuable Kaiken that tells the history of Kikuchi-Yari to the present day.
★我公司可以合法地将日本刀运送到中国。

【登録 Reggistration Code】
平成元年10月5日 長野県第77332号
【種別 Category】
短刀 Tanto
【長さ Blade length】
18.7cm
【反り Curvature】
0.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
無銘 Unsigned
【元幅 Width at the bottom part of blade】
18.9mm
【先幅 Width at the top] 
14.0mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
8.4mm
【先重 Thickness at the top】
7.0mm
【重量 Weight】
刀身127g
Blade just 127g.
【時代 Period】
室町時代中期 / Middle of Muromachi period.

商品コード: 04-1173 カテゴリー:

説明

「体配 style」
冠落し造り、身幅細く重厚く、無反りふくら枯れる。茎は磨り揚げで鑢目は切、茎尻は元の目釘穴で切られる。

「地鉄 jigane」
地鉄は、柾目肌が流れ、地沸付き、映りが立つ。

「刃紋 hamon」
刃紋は、小沸出来の中直刃、刃縁砂流しかかり、刃中は金筋が入る。釯子は直に入り小丸に深く返る。

「特徴 detailed」
菊池槍とは、鎌倉時代末期に、肥後の豪族菊池氏の庇護下に有った、延寿鍛冶が考案した槍で、戦国時代まで作られました。
本作は室町時代中期頃の菊池槍を短刀に仕立て直した物で、重の厚い室町中期の特色が見られる貴重な物です。
拵は懐剣拵で、割れや塗りの剥がも無く、コンディションは良いです。
また、白鞘には福永酔剣先生の鞘書きが有ります。内容は表に「菊池千本槍 無銘 吉野朝期 刃長六寸六分有之」裏に「南朝の忠心菊池氏創製、仍って江湖の垂涎する所なり 平成戊寅十月吉日 酔剣(花押)」です。

「拵 Koshirae」
拵(koshirae):合口拵、白鞘
ハバキ(habaki) :素銅金鍍金一重の腰祐乗。
目貫(menuki) :金地竦龍。
鞘色(saya-color) :黒呂。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研のため、少しヒケが有りますが、概ね良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。