(04-1170)
保存刀剣
兼元 九寸三分弱 小刀(ちいさかたな)拵入、白鞘付


Hozon Token Kanemoto with Koshirae and Shirosaya.
 
室町後期、美濃鍛冶の代表刀工、兼元の作品。
また、この短刀は兼元が直刃調の小互の目を焼いた逸品です。
刀身は研ぎ上げたばかりです。
This is the work of Kanemoto, a representative swordsmith of the Mino forge in the late of Muromachi period.
This Tanto is also a gem from which Kanemoto baked the Syogunome of Suguha tone.
Also, the blades have just been polished.
 
★我公司可以合法地将日本刀运送到中国。

【登録 Reggistration Code】
昭和40年4月6日 大阪府第46267号
【種別 Category】
短刀 Tanto
【長さ Blade length】
28.1cm
【反り Curvature】
0.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)兼元
【元幅 Width at the bottom part of blade】
26.0mm
【先幅 Width at the top] 
20.7mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.8mm
【先重 Thickness at the top】
4.3mm
【重量 Weight】
刀身182g
Blade just 182g.
【時代 Period】
室町時代後期 / Late of Muromachi period.

商品コード: 04-1170 カテゴリー:

説明

「体配 style」
平造り庵棟、身幅重尋常、無反りふくら程良く枯れる。茎は生で桧垣鑢がかかる、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌が刃緑付近で流れ柾と成り、映りが立つ。

「刃紋 hamon」
刃紋は直刃調の小互の目、刃縁砂流しかかり、刃中は金筋が入る。釯子は刃紋成りに入り、尖り返る。

「特徴 detailed」
和泉守兼定と並んで室町時代後期の美濃鍛冶を代表する刀工が兼元です。
兼元の名は同銘数代続いて新刀期にまで及んでいますが、その中で最上大業物としても名高く、最も技術的に優れているのが
二代兼元であり、世上この兼元を孫六兼元と呼称しています。作風は各代とも三本杉と称する尖り互の目の連れた刃文を得意
としていますが、短刀では直刃の作品も良く見られます。
鑑定書では孫六とは極められていませんが、これは二代孫六兼元か、三代兼元の区別がつかなかったからでしょう。
通常は(後代)(室町末期)等、鑑定書に書かれます。
焼刃が刃先から、かけ出した所が有りますが、これは孫六兼元の特徴の一つです。
刀身は多少研ぎ疲れが有りますが、出来の良い短刀です。付属する拵の金具は能楽の道具で揃えられ、またコンディションが良く、コレクションに最適です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地銀着二重。
鍔(tsuba) :鉄地鼓の図(銘:江府住満喜)。
縁頭(fuchikashira):赤銅磨き地能楽道具図。
目貫(menuki) :赤銅地葉佩の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫、柄糸は正絹鉄紺の諸撮み巻。
鞘(saya) :黒呂、赤銅地金色絵蛙図目貫は張られています。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:研ぎ上げたばかりです。
傷:疲れによる傷は有りますが、鍛傷等、欠点に成るような傷は有りません。