保存刀剣
備州長船祐定 六寸五分弱 短刀拵入、白鞘付

 
室町時代中期の、備州長船祐定、享禄二年八月日の裏年期が入っています。
付属する小刀拵(ちいさかたなこしらえ)は、クオリティーが高く、コンディションも良いです。
Hozon Token Bisyu Osafune Sukesada.
This Tanto is engraved with the date of production in August, 1715.
Also, Koshirae is beautiful and good condition.

 

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
平成25年5月21日 三重県第52748号
【種別 Category】
短刀 Tantou
【長さ Blade length】
19.6cm
【反り Curvature】
0.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)備州長船祐定
(裏)享禄二年八月日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
18.5mm
【先幅 Width at the top] 
14.1mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
5.8mm
【先重 Thickness at the top】
4.4mm
【重量 Weight】
刀身101g
blade just 101g.
【時代 Period】
室町時代中期 / The midole Muromachi period.

商品コード: 04-1138 カテゴリー: , ,

説明

「体配 style」
平造り庵棟、身幅細く重尋常、やや内反りでふくら枯れる。茎は生で鑢目は筋違い。

「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌が流れ、小板目が交じり、棒映りが現れる。

「刃紋 hamon」
刃紋は直調の小互の目、刃緑小沸が付き砂流しかかり、刃中は金筋が入る。釯子は乱れ込み尖り気味に返る。

「特徴 detailed」
末備前で、祐定を名乗る刀匠は数十名存在したため、俗名が無ければ特定するのは困難です。
しかし享禄二年の裏年期、変わり銘の字体から与三左衛門尉祐定かも知れません。
体配は室町中期の懐剣で、刀身の長さに比べて茎が異様に長く、アンバランスに感じるのが、この時代の懐剣の特徴です。
付属する拵比較的新しい物ですが、クオリティーの高い物です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地一重。
鍔(tsuba)    :鉄地短刀鍔笹象嵌。
縁頭(futikasira):銀無垢魚子地。
目貫(menuki) :赤銅金色絵馬の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫、柄糸は正絹蛇腹糸の撮み巻き。
鞘(saya) :暗朱の変わり塗り。
鐺(kojiri):銀無垢磨き地。
小柄(kozuka) :赤銅魚子地玄武の図。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:研ぎ疲れのため、肌立っていますが、欠点に成るような傷は有りません。