説明
「体配」
平造り庵棟、身幅重とも尋常、内反りふくら程よく枯れる。茎は生で筋違い鑢がかかり茎尻は栗尻。
「地鉄」
小板目肌が実に良く詰み地沸が付く。
「刃紋」
小沸出来の中直刃、刃緑砂流かかる。帽子は直ぐに入り小丸に返る。
「特徴」
松田次泰刀匠は、本名を松田周二といい、昭和23年7月27日に生まれる。昭和49年、長野県の人間国宝:宮入昭平(行平)刀匠の高弟である高橋次平刀匠に
入門、昭和56年、千葉県で独立し、平成22年に無鑑査に認定される。
本作、次泰刀匠の御守刀です、小さい刀身ながらも次泰刀匠の腕を発揮した作品です。刀身が納まる拵は合口拵で、上品に纏められています。
ハバキ:素銅地金着一重の縦鑢。
目貫 :銀無垢揚羽蝶の図。
柄 :鮫は親粒が付き巻き鮫。
鞘 :金梨地。
「刀剣の状態」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。