(03-1223)
保存刀剣
相州住網広 一尺一寸四分半 白鞘入


Hozon Token Sosyu ju Tsunahiro with Shirosaya.
皆焼きの名手、三代相州住綱廣の寸延短刀です。
本寸延短刀は味の有る地鉄に皆焼風の刃を持ち、勇ましい先反りの付いた、戦国時代末期の作品です。
This is Sunnobi-Tanto, the 3rd generation Tsunahiro, a master of Hitatsura-Yaki.
The blade has Saki-sori so this is a brave work from the end of the Sengoku period.
 
★我公司可以合法地将日本刀运送到中国。

【登録 Reggistration Code】
昭和58年10月20日 福岡県第77059号
【種別 Category】
脇差 Wakizashi
【長さ Blade length】
34.7cm
【反り Curvature】
0.6cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 one
【銘文 Signature and Date】
(表)相州住網廣
【元幅 Width at the bottom part of blade】
29.7mm
【先幅 Width at the top] 
22.0mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.0mm
【先重 Thickness at the top】
3.7mm
【重量 Weight】
刀身257g
Blade just 257g.
【時代 Period】
室町時代 / Muromachi period.

商品コード: 03-1223 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
平造り三つ棟、身幅重尋常、先反りが付きふくら枯れる。茎は生で鰱腹茎、鑢目は切、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
地鉄は、大板目に大杢目が交じり処々流れ、地沸付く。

「刃紋 hamon」
刃文は互の目で飛び焼きを多く焼き、差し裏は皆焼き風と成る。刃緑は細かな沸が微塵に付き、砂流しかかる。刃中は金筋は入る。釯子は弛み小丸に返る。

「特徴 detailed」
相州住綱廣は室町時代末期に活躍した刀工で皆焼刃の名人といわれた。
彼の出地は廣正の子でその作風を踏襲するといわれいる、一方で嶋田義助の子とも云われている。
古刀大鑑によると初代綱廣は山村性で初銘正廣、その後小田原北条氏の二代氏綱公に召し出されて偏諱を賜わり綱廣と名乗る。
相州住綱廣は、室町時代で三代そして江戸時代末期までへ十数代続く。
本作は、体配、銘から見ると三代綱廣だと思われます。先反りが付きふくらの枯れた寸延短刀で、次時代慶長新刀の姿を彷彿させます、鎧の前差として作られたのでしょう。差裏の地鉄に少し有れた所は有りますが、鍛え割れ等の欠点は無く、十分に楽しんでいただける戦国時代末期の寸延短刀です。

「拵 koshirae」
鎺(habaki) :銀無垢一重の腰祐乗
鞘(saya)  :白鞘

「刀身の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。