(03-1217)
保存刀剣 新刀上々作
津田近江守助直 一尺六寸八分 打刀拵入、白鞘
Sold out


Hozon Token Tsuda Ohminokami Sukenao with Koshirae and Shirosaya.
新刀上々作、近江守助直の作品、良く詰んだ地鉄相州伝を焼いた素晴らしい脇差です。
貞享元年二月日の裏年期が入り、銘の字体は丸津田です。
拵は迫力の有る、金具類を使った逸品です。是非あなたのコレクションに加えて下さい。
This is a wonderful Wakizashi by Ohminokami Sukenao of Shinto jojosaku and Wzamono, well forged Jigane with Soshuden Hamon.
Koshirae is muy fabulous, please take a look at the photos.
This Wakizashi is perfect for your collection.

【登録 Reggistration Code】
昭和60年11月21日 香川県ろ第25452号
【種別 Category】
脇差 Wakizashi
【長さ Blade length】
51.0cm
【反り Curvature】
1.9cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 one
【銘文 Signature and Date】
(表)津田近江守助直
(裏)貞享元年二月日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
31.0mm
【先幅 Width at the top] 
22.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.2mm
【先重 Thickness at the top】
4.8mm
【重量 Weight】
刀身516g
Blade just 516g.
【時代 Period】
江戸時代初期 / The early of Edo period.

商品コード: 03-1217 カテゴリー:

説明

「体配 style」
体配は鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
小板目に杢目が交じりった鍛肌が良く詰み、地沸厚く付く。

「刃紋 hamon」
互の目乱れ、匂い深く小沸が厚くついて刃中は明るく冴え、足、金線、湯走り、砂流しなどが盛んに働く。鋩子は乱れ込み入り小丸に返る。

「特徴 detailed」
大坂新刀を代表する津田近江守助直は、寛永十六年に江州野州郡高木村に生まれ、名は孫太郎と云います。大阪に出て二代助廣に入門。後にその助廣に妹婿となり、延宝三年より津田性冠し、同名を切り添えるようになります。銘は、近江国助直、近江守助直、近江守高木住助直、津田近江守助直、津田近江守助直 江州高木などと切ります。作風は師、助廣の創始した濤乱刃を得意とします。他に互の目乱れや湾れや、直刃も焼きますが、そのいずれもが上手で一般的に匂が深く小沸がよくつき、匂口が明るく冴えるもので、中には師の助廣に迫る作もあります。作刀にみる年紀は、寛文八年が最も古く、元禄六年、五十五歳時の作が最終となります。
本作、貞享元年二月日の裏年期が入った作品で、銘の字体は丸津田、互の目乱れを焼いた素晴らしい脇差です。差裏の物打辺の刃中に疲れによる小さな綻びが有りますが、腕の良い研師なら修正できると思います。
拵は凄くお金のかかった物で、江戸時代後期の作だと思います。迫力の有る鍔、縁頭、目貫は素晴らしい作品です。
現在は保存刀剣が付いていますが、平成の初め当時は、本物かどうかを見極めるため、保存審査のみ依頼する人が多かった時代です。
今ならば、特別保存刀剣には一発合格するでしょう。

「拵 koshirae」
鎺(habaki) :素銅地金着一重の腰祐乗。
鍔(tsuba)   :鉄地角形厚みの有る鍔。表の図柄は、雨の日に傘を差し提灯を持った人物。裏の図柄は雨に柊の図。
縁頭(fhchikashira):素銅磨き地に赤銅鯉の図。
目貫(menuki)  :赤銅獅子の図。表裏で色揚を替えて明暗を現す。
柄(tsuka)   :鮫革は親粒が付き巻鮫。柄巻は正絹金茶色の諸撮み巻。
鞘(saya)   :黒呂、差表の鐺手前に銀無垢の獅子が付く。        

「刀身の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。