重要刀剣
和泉守藤原国貞
一尺四寸七分 白鞘入

商品コード: 03-1157 カテゴリー: , ,

説明

「体配 style」
身幅が広く、重ねの厚い豪壮な鵜首造りの脇差で、慶長新刀の時代色をよく顕した形状を示しています。

「地鉄 jigane」
文は腰元を直ぐ調に焼き、小湾れに互の目、尖り刃、小互の目交じり、小足入り、匂口締まりごころに小沸つき、部分的に湯走り・飛焼が交じります。

「刃紋 hamon」
鉄鍛えは、板目詰み、杢目肌や流れ肌交じり、地沸微塵につき、地景細かによく入ります。

「特徴 detailed」
初代和泉守国貞(親国貞)は天正17年日向国飫肥に生まれ、のちに上洛して堀川国広門下となります。慶長19年に国広が没した時、国貞は25歳でした。その後、元和6年頃に同門の初代河内守国助と共に大坂に移住し、元和9年に和泉守を受領しました。晩年は入道して道和と称したと伝えられ、慶安5年63歳で没しました。
河内守国助(初代)と並び大坂新刀創始者の1人として、後進育成にも尽力した名工です。
なお、子の井上真改も初期銘を国貞と銘したので、これと区別するために初代国貞を「親国貞」二代国貞を「真改国貞」と呼んでいます。

<拵 koshirae>
ハバキ(habaki) :金着せ二重はばき
鞘(saya)    :白鞘

<刀剣の状態 condition of blade>
研:概ね良好です。That polishing is almost good.
傷: 欠点に成るような傷は有りません。There is no crack.