特別保存刀剣 播磨守藤原輝廣作 一尺八分 新刀上作

NBTHK Tokubetsu hozon token
Harimanokami Teruhiro saku
Keityo shinto, sunnobitanto, shinto josaku

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商品コード: 03-1115 カテゴリー: , , ,

説明

「体配」
平造り庵棟、身幅重とも尋常、先反りが付、大鋒。茎は生で筋違い鑢がかかり茎尻は栗尻。

「地鉄」
よく練れた潤いある小板目鍛肌に精美な地沸が付く。

「刃紋」
湾れ乱れに小足入り、小沸よくつき、地刃共に明るく冴え刃中は金筋が入る。帽子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴」
二代輝広は肥後守輝広の門人で、後に娘婿となる。彼は清洲二十万石の領主であった福島正則が慶長五年に芸州広島五十万石の城主として転封した際に初代輝広と共に広島に移住して二代目を継ぎ、福島正則の斡旋で播磨守を受領する。初め福島家、後に新藩主浅野家に仕えた名工です。
本作は、播磨守受領直後くらいに作られた短刀で、典型的な先反りの付いた慶長の寸延短刀の姿です。刀身の出来はよく練れた潤いある小板目鍛えに精美な地沸つき、刃文は湾れ乱れに小足入り、小沸よくつき、地刃共に明るく冴えるなど、本工の高度な技量を存分に示した名品です。
刀身の状態も良く、高級な小刀拵(ちいさかたなこしらえ)が付いた、鑑賞に最適な脇差です。

ハバキ:素銅地銀着一重腰祐乗。
鍔  :赤銅魚小地龍金象嵌喰出鍔。
縁頭 :四分一磨き地三国志の図。
目貫 :赤銅地三国志の図。
柄  :鮫は巻き鮫、柄巻きは正絹黒色の諸摘み巻き。
小柄 :小柄袋は赤銅魚小地傘の図、小柄穂には伯耆守藤原信高の銘が入る。
鞘  :黒呂鞘、白鞘、つなぎ。

「刀剣の状態」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。