特別保存刀剣 播磨守藤原輝廣作 一尺五寸

NBTHK Tokubetsu hozon token
Harimanokami Fujiwara Teruhiro

商品コード: 03-1112 カテゴリー:

説明

「体配」
鎬造り庵棟、身幅重とも尋常、鳥居反り、中鋒。茎は生で筋違い鑢がかかり茎尻は栗尻。

「地鉄」
小板目肌が良く詰み、刃縁は柾が流れ、白気る。

「刃紋」
沸出来の互の目、波濤のような刃を焼き、刃頭には微塵に沸が付き、波飛沫は飛び焼で表現しています。刃中は銀筋、金筋が入る。帽子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴」
播磨守輝廣、初代輝廣は関鍛冶で初銘を兼友と言い、埋忠明寿の門人です。関が原合戦後に福島正則公に召し抱えられて広島に来住し輝廣に改銘する。
その後、福島家が改易となって浅野家が入部しますが、再び浅野家にも召し抱えられて以降、幕末まで続く刀工です。
本脇差は、江戸時代中期の寛文年間から延宝年間(1661 ~1680)の輝廣の作だと思われます。
刀身の状態も良く、拵は状態の良い時代の打ち刀拵が付いており、鑑賞に最適な脇差です。

ハバキ:銀無垢一重の大阪ハバキ。
鍔  :鉄地雁の図
縁頭 :鉄地梅の図
目貫 :金地流龍の図。
柄  :鮫は親粒が付き巻き鮫、柄巻きは正絹黒色の諸摘み巻き。
鞘  :黒呂鞘、白鞘、つなぎ。

「刀剣の状態」
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。