現代刀 越後住雲龍子貞次作之 一尺八寸五分 白鞘入

商品コード: 03-1103 カテゴリー: ,

説明

<体配>
鎬造り庵棟、身幅、重尋常、鳥居反りで中鋒。茎は生で筋違い鑢がかかる、茎尻は栗尻。
彫物は片チリの棒樋がハバキ下に書き流しとなる。

<地鉄>
良く鍛えられた小板目肌、地沸微塵に付く。

<刃紋>
刃紋は小沸出来の中直刃で匂口は明るい。帽子は直ぐに入り乱れ込み小丸に返る。

<特徴&gt
雲龍子貞次、本名は渡辺源次、新潟県北魚沼郡に刀鍛冶であった渡辺貞作の子として大正8年に生まれる。昭和3年より、父の渡辺貞作のもとで鍛冶鍛法の修行を始める。受賞歴として、昭和13年、文部省後援第三回新作日本刀展入選銀牌、14年、金牌、15年、紀元2600年記念日本刀展推薦賞をそれぞれ受賞する。戦後は、昭和29年9月26日に作刀認可を受け、30、32~45年、新作名刀展連続14回入選、そのうち、39年の作品は本間薫山先生がお買い上げとなる栄誉を得る。またサンフランシスコでは鑑賞刀として宮入昭平・藤村国俊両先生の作品と共に出品される。作風は、山城伝と相州伝を得意として、よく錬れて地景が入った地鉄の妙味に高評を得ている。
本作は大振りな脇差で、師には珍しく直刃の作品ですが、細緻な地鉄に匂口の明るい刃を焼いた逸品です。

<拵え>
ハバキ:素銅地金着一重。
鞘  :白鞘

<刀剣の状態>
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。