特別貴重刀剣
無銘(同田貫) 二尺五寸 打刀拵入
Dotanuki



戦国肥後の実戦刀、同田貫、拵は肥後一作金具で作られています。
同田貫で居合を抜く、試斬に使えるのは最高です!
Tokubetsu Kicho Token Mumei Dotanuki.
The real combat sword of Higo in the Sengoku period.
This sword can be used for Iai-do and Shizan-do.

 

【登録 Reggistration Code】
昭和52年2月10日 秋田県第25595号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
75.8cm
【反り Curvature】
1.4cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
無銘 Unsigned.
【元幅 Width at the bottom part of blade】
32.2mm
【先幅 Width at the top] 
20.4mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.6mm
【先重 Thickness at the top】
5.3mm
【重量 Weight】
刀身802g 抜身1118g
Blade Just 802g With out saya 1118g.
【時代 Period】
室町時代後期
Late of Muromachi period.

商品コード: 02-1551 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで中鋒が延びる。茎は生で鑢目は切、茎尻は栗尻。

「彫物 carving」
片チリの棒樋が茎の中ごろまで掻き流しと成る。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れ柾と成り、地沸が付く。

「刃紋 hamon」
互の目乱れで、刃縁荒沸が付き銀筋走る。刃中金筋が輝き、葉入る。帽子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
同田貫は九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群。延寿派の末流とされる。
肥後同田貫右衛門は、室町時代は永禄から天正、文禄頃の人で、正国、又八らと並ぶ位の有る刀匠です。
同田貫の作刀は豪刀武用刀として知られ、加藤清正の入国後は抱え工となり、また熊本城の常備刀とされ全盛期を迎えるが、加藤家改易後衰亡し、鍛刀技術は途絶える。
その後、幕末に9代正勝が薩州正幸より鍛刀術を習得し、第10代宗広、第11代宗春の時代に「新々刀同田貫」として再び繁栄した
宗広は通称を寿太郎・延寿太郎といい、肥後の新々刀期(1772年以後)を代表する刀工の一人となる。
本作は元亀・天正頃に作られた刀で、ちょうど小田信長が天下統一への階段を上っていく、戦いの真っ最中の時代です。その時代の同田貫は甲冑の上からも叩き斬れるように、重厚く刃肉をたっぷり付いているのが特徴で、本刀も研ぎ減ってはいますが、その特徴が良く残っています。
拵は近代に作られた物だと思われます。縁頭、鐺、栗形は鉄地肥後唐草模様の一作で、しっかりしています。また刀身も長く拵もしっかりしており、居合、試斬に最適です。
柄糸も無料で新品に巻替えます。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki):素銅地一重の庄内。
鍔(Tsuba)   :鉄地双龍図南蛮鍔。
縁頭(FuchiKashira):肥後鉄地唐草。
鐺(kojiri):肥後鉄地唐草。
栗形(kurikata):肥後鉄地唐草。
目貫(menuki):牡丹の図。
柄(Tsuka):鮫は親粒付き巻鮫、柄巻は正絹黒の諸撮み巻。
鞘(Saya) :黒呂。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎですが、概ね良好です。
傷:肌立っていますが、鍛割れ等の欠点に成るような傷は有りません。