保存刀剣
紀州住高井鬼十郎源正明(花押) 二尺三寸三分強 打刀拵入



幕末紀州和歌山の刀工、高井真改の一族か?
高級な梅花皮鮫鞘がついた逸品です。
Hozon token Kisyu ju Takai Kijuro Minamoto Masaaki.
He lived in Kisyu Wakayama.
Kairagisame saya is Very beautiful and very rare.

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
昭和27年10月21日 和歌山県第2825号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
70.9cm
【反り Curvature】
2.3cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)紀州住高井鬼十郎源正明(花押) 安政ニニ年八月吉日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
27.8mm
【先幅 Width at the top] 
18.4mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.4mm
【先重 Thickness at the top】
4.9mm
【重量 Weight】
刀身595g
Blade just 595g
【時代 Period】
江戸時代後期 / The latter of Edo period.

商品コード: 02-1545 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅やや細く重尋常。茎は生で化粧鑢がかかる、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
板目肌に杢が交じり、地沸が厚く付く。

「刃紋 hamon」
互の目で足入り、刃中金筋が入る。釯子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
紀州住高井鬼十郎源正明、銘鑑には載っていない紀州の幕末の刀工です。幕末の紀州で高井性を名乗る刀工は、高井真改が有名ですが、彼は高井八郎左衛門と名乗っているので別人だと思われます、しかし幕末の紀州で同じ高井姓なので一族だと思います。
刀身は定寸以上有り、鍛えは綺麗な緩みの無い杢目交じりの板目肌に、働きのある互の目を焼いています。
鞘は梅花皮鮫の一枚革を巻き研ぎ出した物で、非常に高価な物です。可なり身分の高い武士の差料だったのでしょう。
登録も古い昭和27年の和歌山登録です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地銀着二重鎺。
鍔(tsuba)    :鉄地椿の図、赤銅覆輪。
縁頭(futikasira):赤銅魚子地笹の図。
目貫(menuki) :稲穂に鼠の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付く。柄巻きは正絹紫の諸捻り巻き。
鞘(saya) :梅花皮鮫鞘。
「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため、少し曇っていますが、地刃は良く見えます。
傷:欠点に成るような傷は有りません。