特別保存刀剣
於倉吉因藩士濱部輝之佐寿家 二尺五寸 打刀拵入、白鞘付


鳥取藩池田家のお抱え刀工で、濱部家の一族、輝之助壽家の豪壮な刀です。
幕末の侍の息吹が感じられる一振りです。
Tokubetsu Hozon Token Oite Kurayoshi Inabahanshi Hamabe Terunosuke Toshiie.
He is a Samurai of the Daimyo Ikeda family.
Also, He is a descendant of Hamabe Toshinori.

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
昭和44年7月24日 東京都第148262号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
75.7cm
【反り Curvature】
1.8cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)於倉吉因藩士浜部輝之佐寿家
(裏)慶應三丁卯年十一月吉日
【元幅 Width at the bottom part of blade】
31.6mm
【先幅 Width at the top] 
21.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
8.6mm
【先重 Thickness at the top】
5.5mm
【重量 Weight】
刀身928g
Blade just 928g.
【時代 Period】
江戸時代後期 The latter of the Edo period.

商品コード: 02-1511 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅尋常重厚く、中間反り中鋒がやや詰まる。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
小板目に杢目が交じり、地鉄良く詰み、沸厚く付く。

「刃紋 hamon」
逆さがかった丁子刃、足良く入り、刃中に葉、金筋が入る。釯子は乱れ込み尖り気味に返る。

「特徴 detailed」
濱部輝之佐寿家、江戸末期、因州鳥取藩池田家のお抱え刀工、京にても作刀する。
因幡倉吉藩は、鳥取藩池田家の家老、荒尾志摩守の代々の領地で、打吹城の麓に陣屋が設けれていました。輝之佐寿家については資料が無いため詳細は分かりませんが、鳥取藩士で濱部性を名乗っている事から、濱部壽格の子孫と考えられ、年代からみて濱部寿幸の子息かもしれません。
本作は倉吉で作刀された珍しい刀で、長さが二尺五寸と長く、重厚く豪壮で、幕末の侍の心息が伝わってくる刀です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着一重の縦鑢。
鍔(tsuba)    :素銅地秋草の図。
縁頭(fhchikashira):鉄地肥後菊象嵌。
目貫(menuki) :菊の図。
柄(tsuka) :柄巻きは正絹納戸色の諸摘み巻き。
鞘(saya) :黒石目。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点になるような傷は有りません。