特別保存刀剣

武蔵守藤原兼中 二尺二寸四分 打刀拵入、白鞘付



新刀中上作、業物、越前新刀の名工。
孫六兼元子孫。三本杉の波紋が見事です。
Tokubetsu Hozon Token Musashinokami Fujiwara no Kanenaka.
His sword is Shinto cyujosaku and Wazamono.
He is a descendant of Kanemoto.
The Hamon of this sword is also Sanhonsugi.


 

【登録 Reggistration Code】
昭和44年11月28日 三重県第27043号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
67.9cm
【反り Curvature】
1.0cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
3個 Three
【銘文 Signature and Date】
(表)武蔵守藤原兼中
(裏)越前住
【元幅 Width at the bottom part of blade】
32.4mm
【先幅 Width at the top] 
20.8mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.0mm
【先重 Thickness at the top】
4.6mm
【重量 Weight】
刀身839g
Blade Just 839g.
【時代 Period】
江戸時代初期 The ealry of the Edo period.

商品コード: 02-1496 カテゴリー: ,

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り中鋒がやや延びる。茎は区が2寸ほど送られ、鑢目は筋違い、茎尻は一文字。

「地鉄 jigane」
板目肌が刃寄りで流れ、地沸付く。

「刃紋 hamon」
尖り互の目、俗に言われる三本杉で、刃緑沸が付き砂流しかかり、刃中金筋が入る。釯子は弛み釯子で小丸に返る。

「特徴 detailed」
武蔵守兼中、本国関で越前住、孫六兼元の子孫と言われる。後に江戸にても作刀する。
本作、孫六兼元を彷彿させる三本杉を焼いている。刀身は約2寸ほど磨り上げらており、オリジナルの長さは2尺5寸ほど有ったと思われる。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅磨き地の一重。
鍔(tsuba)    :鉄地木瓜形雲竜の図。
縁頭(futikasira):赤銅魚子地鳳凰の図。
目貫(menuki) :赤銅地鳳凰の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫。柄糸は正絹焦げ茶色の諸摘み巻き。
鞘(saya) :黒呂

「刀剣の状態 condition of blade」
研:古研ぎのため少しヒケがありますが、地刃は良く見えます。
傷:欠点に成るような傷は有りません。