特別保存刀剣
直元
二尺三寸二分 打刀拵入



見事な相州伝の末古刀、国不明ながら最高の出来です。
付属する鍔は入り記内の一級品です。
Tokubetsu hozon token Naomoto.
Period is the late of Muromachi period(1560).

【登録 Reggistration Code】
昭和32年5月4日 長野県第17724号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
70.1cm
【反り Curvature】
1.5cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
3個 Three
【銘文 Signature and Date】
(表)直元
【元幅 Width at the bottom part of blade】
29.9mm
【先幅 Width at the top] 
22.0mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
6.9mm
【先重 Thickness at the top】
4.7mm
【重量 Weight】
刀身746g / Blade Just 746g.
【時代 Period】
室町時代後期
The latter of the Muromachi period.

商品コード: 02-1487 カテゴリー: , タグ:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り中鋒。茎は少し区が送られています、鑢目は筋違い、茎尻は栗尻。

「地鉄 jigane」
板目肌が流れ、地沸付く。

「刃紋 hamon」
互の目大乱れ、焼き幅が広く、刃緑荒沸が付き砂無し盛んにかかり銀筋走り、刃中は葉、金筋が入る。釯子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
直元、銘鑑漏れの刀匠です。日本美術刀剣保存協会にも問い合わせましたが、協会にても国不明で、また銘は偽銘では無く、時代は古刀と判断し特別保存刀剣に認定したそうです。
もしかししたら或る相州伝の刀工の初期銘とかも知れないです。
出来は凄く良くバリバリの相州伝です、また傷欠点も無く、拵の状態も良いです。
これから研究するのが楽しみな刀です。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :素銅地金着一重の腰祐乗。
鍔(tsuba)    :鉄地葵透かし(銘は入記内の高価鍔です)。
縁頭(fhchikashira):縁は赤銅地波に葵図、頭は水牛の角。
目貫(menuki)   :赤銅地鞭に傘の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫、柄糸は正絹黒の諸捻り巻き。
鞘(saya) :黒色篠笛。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。