説明
「体配 style」
鎬造庵棟、身幅太く重厚く豪壮、反りやや浅く大鋒、鑢目は筋違いで茎尻は栗尻。
「彫物 carving」
片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しと成る。
「地鉄 jigane」
小板目肌よく練れて地沸がつき地景が良く働く。
「刃紋 hamon」
沸出来の互の目、匂口が深く付き、刃中、砂流、金筋が盛んに働く。帽子は乱れ込んで尖って返る。
「特徴 detailed」
宮入清平刀匠は、大正十三年五月に「国指定重要無形文化財・人間国宝」宮入昭平刀匠の弟として長野県に生まれ、昭和十六年から兄昭平について鍛刀を学び、同二十三年に独立、昭和三十四年には第五回作刀技術発表会に出品して努力賞を受賞、以後、優秀賞・毎日新聞社賞など多くの受賞の栄誉に輝き、平成元年二月より刀銘を清宗と改めました。平成十二年五月には長年の功績を認められ、芸術文化功労賞として長野県知事表彰を受賞しています。
郷土の名工「清麿」に私淑し、その作風を追求、銘の「清」の字も清麿から取っている。
本太刀の刃長は82cm有ります、清平刀匠の清磨写しの太刀でこれほど長いものは、中々無いです、是非この機会に手に入れて下さい。
「拵 koshirae」
ハバキ(habaki) :銀無垢一重磨き地。
鞘(saya) :白鞘。
「刀身の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。