重要刀剣 近江守法成寺橘正弘(初代) 二尺五寸三分 白鞘入



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商品コード: 02-1399 カテゴリー: , ,

説明

江戸法成寺一派を代表する刀工。/打刀拵入、白鞘付。

「体配 style」
鎬造、庵棟、身幅尋常、鎬低く、元幅に比して先幅狭まり、反り浅く、中鋒。

「地鉄 jigane」
板目つみ、地沸微塵によくつき、地景細かに入る。

「刃紋 hamon」
直刃調に小互の目連れて交じり、互の目足頻りに入り、葉を交え、匂深く、沸よくつき、総体に砂流しかかり、細かに金筋じ入り、匂口明るい。

「特徴 detailed」
法城寺正弘は姓を流川と称し、通説に本国を但馬といい、のちに江戸に移住して一門大いに栄えた。正弘には同銘が二代あり、共に近江守を受領し、初代は承応・万治・寛文の年紀があり、二代には延宝・元禄の年紀があることから両者の活躍期はほぼ明らかである。
この刀は銘振りから初代正弘の作である。直刃調に小互の目が連れて交じり、互の目足が頻りに入り、匂が深く、流がよくついて、金筋・砂流しがかかるなど、法城寺正弘の典型的な作域を示して出来がよく、殊に沸がむらなく均等によくついて、匂口が明るい点には特筆すべきものがある。
なお、本刀は寛文新刀然とした体配を呈しているが、とりわけ身幅が尋常で、元先の幅差が一際目立ち、反りが浅く棒状で、一段と鋒がつまっている点に加えて、鎬が低いところなどにも、同工・同派の造込みの特色が窺える。

「拵 koshirae」
ハバキ:
鍔  :
縁頭 :
目貫 :
柄  :
鞘  :

「刀身の状態 condition of blade」
研:
傷: