保存刀剣 横山加賀介藤(藤原祐永)二尺三寸六分弱 「新々刀上作」


Hozontoken by NBTHK / Yokoyama kaganosuke Fujiwara Sukenaga.
Sukenaga is ShinShinto high class.
The Tsuka maki is new.
This sword has good balance.
It's most suitable for IAI.

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商品コード: 02-1346 カテゴリー: , ,

説明

<体配>
鎬造り庵棟、大磨り上げ、身幅重とも尋常、鳥居反り中鋒。茎は筋違い鑢がかかり茎尻は切られているが、丸尻に修正されている。

<地鉄>
小板目肌が実に良く詰み地沸が厚く付く。

<刃紋>
匂出来の華やかな重花丁子刃に足が良く入り、匂口明るく冴え、刃中は葉が入る。帽子は刃紋成りに入り小丸に返る。

<特徴>
横山加賀介祐永は祐平の次男として生まれ、兄祐盛が七兵衛祐定の養子となったため、父の跡目を継ぐ。その後、天保四年に加賀介を受領、茎に菊紋と一の字を切る事を許され、友成五十六代孫と称し
天保・弘化頃に最も円熟した作品を残しています。作風は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに、祐永丁子と称される匂出来の華やかな丁子乱れを最も得意としています。
本作は、元々2尺8寸5分程有った長寸な刀ですが、約5寸磨り上げられていますが、未だ2尺3寸6分弱有します。祐永の刀は2尺3寸未満が多いのですが、本刀は元々奉納刀として作られたのでしょうか。
元々茎表には、横山加賀介藤原朝臣祐永。茎裏には菊一、弘化x年xx日、備前長船住と切られていたと思います。
大磨り上げのため、茎が長くバランスが抜群で、長さも2尺3寸5分弱あり、居合に最適な一振りです。ハバキを新調時に区を作ったので、鑑定書の写真と微妙に違いますが、間違いは有りません。
拵もしっかりしており、柄もリペアしました。直ぐに居合で使えます。

ハバキ:銀無垢一重の腰祐乗(新品)。
鍔  :鉄地銀杏透かし。
縁頭 :縁は赤銅磨き地菊の図、頭は赤銅磨き地柳に馬の図(合わせですが色合いは同じで違和感は無いです)。
目貫 :金地獅子の図。
柄  :柄巻きは正絹時代黒の諸摘み巻き(新品)。
鞘  :黒石目。

<刀剣の状態>
研:古研ぎのため、少しポツポツ錆が有りますが、研ぎで綺麗に除去できますが、居合で使うのであれば支障ないでしょう。
傷: 差裏の物打ちの下部の刃中に割れがありますが、他に傷は有りません。