古刀 國行 二尺一寸二分 拵入

Koto Kuniyuki

商品コード: 02-1248 カテゴリー:

説明

<体配>
鎬造り庵棟、身幅重共尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は刃上りの栗尻。

<地鉄>
地鉄は小板目肌が流れ、白気写りがある。

<刃紋>
刃文は小沸出来の互の目、尖り刃を交え、刃縁砂流しかかり、物打辺りは栄んに沸付く。刃中は金筋が入る。帽子は乱れ込み火炎のようになり、小丸に返る。

<特徴>
國行銘の刀工は、古刀期にかなりの数がいます。その中でも関と越前、越中を行き来している國行が数名います。本作は地鉄は北國物のような肌をしており、刃紋は関のような感じです。 以上の事から考えてみますと、越前関か越中の國行の作かと思われます。

<拵>
ハバキ:素銅地金鍍金二重風ハバキ。
鍔  :鉄地歯車の図。
縁頭 :縁は鉄地鳳凰の図、頭は赤銅魚子地鹿の図。
目貫 :赤銅地金メッキ花の図。
コジリ:真鍮地鱗模様。 柄  :鮫は親粒が付き、柄巻きは正絹鉄色の諸摘み巻き。
鞘  :乾漆石目の焦茶。

<刀剣の状態>
研ぎ: 古研ぎのため、少しの薄錆とヒケが有りますが、地刃は良く見えます。
傷: 墨籠りが一点有るだけで、その他欠点に成るような傷は有りません。