現代刀 武蔵國武甲山麓住 藤堅一貫斉光正七拾七歳作 二尺五寸五分 打刀拵入



秩父の名匠、藤堅一貫斉光正が作った、豪壮な試斬刀。
刀身は一から研ぎ直し、拵はフルリペアしました、直ぐに試斬で使えます。
Modern sword Musashinokuni Bukosannroku ju Fujino ikkansai Mitsumasa 77sai saku with Uchikatana koshirae.
This sword was made for Shizan-do, so it is very sharp.
The blade has just finished polishing, and the Koshirae has all been repaired.
So,this sword perfect for Shizan-do.

 

【登録 Reggistration Code】
平成17月9月14日 埼玉県第74991号
【種別 Category】
刀 Katana
【長さ Blade length】
77.3cm
【反り Curvature】
2.4cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
2個 Two
【銘文 Signature and Date】
(表)武蔵國武甲山麓住 藤堅一貫齋光正七拾七歳作
(裏)平成十七年八月
【元幅 Width at the bottom part of blade】
39.0mm
【先幅 Width at the top] 
30.5mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
8.3mm
【先重 Thickness at the top】
6.3mm
【重量 Weight】
刀身1231g 抜身 1681g
Blade Just 1231g With out saya 1681g.
【時代 Period】
平成 / Heisei period.

商品コード: 01-2119 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅凄く太く重尋常、鳥居反り中鋒。茎は生で切鑢がかかり、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。

「地鉄 jigane」
地鉄は板目肌が流れ柾と成り、地沸付く。

「刃紋 hamon」
刃紋は互の目乱れ、刃緑沸が微塵に付き砂流しさかんにかかり、刃中簾刃を見せ銀筋が走り金筋がっ入る。帽子は乱れ込み小丸に返る。

「特徴 detailed」
藤堅一貫斎光正、本名は藤野芳三郎、茨城県笠間出身で埼玉県秩父市影森住、酒井一貫斎繁政の門人で入選多数、銘は他に知知夫住政丞等とも切る。
藤野刀匠の刀は隠れた大業物で、美術刀剣を作る傍ら、試斬用の豪壮な刀を作っておられました。私が素心流を習っていた頃に、兄弟子が、よく藤野さんへ直接注文をして、試斬用の刀を作ってもらっていました。
本作も試斬用に特注された刀で、身幅広く豪壮ですが平肉を薄く造りこんでいるため、抜けが良いと思われます。
今回この刀を仕入れてから刀身は地元の刀匠に預け、鍛冶押しのやり直しから研ぎ上げまでお願いしました。
拵は柄を完全にフルリペアし、鞘は塗り直しましたので、ご購入後直ぐに試斬で使えます。

「拵 koshirae」
ハバキ(habaki):銀無垢一重の横鑢。
鍔  (tsuba):鉄地丸形櫂の図影透かし。
縁頭 (fuchikashira):四分一地唐獅子の図(銘は埋忠
目貫 (menuki):赤銅地風神雷神の図。
柄  (tsuuka):柄は親粒が付き巻鮫。柄糸は牛表革の諸捻り巻き。
鞘  (saya):半鮫巻き黒呂鞘。

「刀身の状態 condition of blade」
研:研ぎ上げたばかりです。
傷:欠点に成るような傷は有りません。