現代刀 肥前國兼元 二尺三寸七分 打刀拵入

 
肥前佐賀の名工、肥前國兼元、現代作肥後拵入り、鍔は新品で、柄は巻替えました。
重量軽く、バランス良く、樋が深く居合に最適です。
Modern sword Hizenkuni Kanemoto with Higo Koshirae.
Tsuba and Tsukamaki is new.
This sword is very light weight and good balance so perfect for Iai-do.

 

 

 

 

【登録 Reggistration Code】
令和5年2月6日 愛知県第78664号
【種別 Category】
刀 katana
【長さ Blade length】
71.7cm
【反り Curvature】
1.8cm
【目釘穴 a rivet of a sword hilt】
1個 One
【銘文 Signature and Date】
(表)昭和五十八年十一月
(裏)肥前國兼元
【元幅 Width at the bottom part of blade】
31.8mm
【先幅 Width at the top] 
23.2mm
【元重 Thickness at the bottom part of blade】
7.1mm
【先重 Thickness at the top】
4.6mm
【重量 Weight】
刀身624g 抜身887g
blade just 624g with out saya 887g.
【時代 Period】
昭和後期 / Late of the Showa period.

商品コード: 01-2098 カテゴリー:

説明

「体配 style」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反り、中鋒。茎は生で鑢目は筋違い、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。

「彫物 carving」
片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しと成る。

「地鉄 jigane」
小板目肌が良く詰み、淡く映り立つ。

「刃紋 hamon」
刃紋は互の目乱れ、尖り刃を交え、匂い明るく、足入る。鋩子は乱れこみ小丸に返る。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻と成る。

「特徴 detailed」
肥前國兼元、本名は本村兼作、佐賀県佐賀市長瀬町住。昭和14年陸軍受命刀匠を拝命、昭和18年陸軍軍刀展で会長賞を 受賞、19年同総裁賞を受賞、同年陸軍兵器行政本部嘱託軍刀鍛錬技術指導員を拝命。戦後は昭和27年伊勢神宮御宝刀御下盟、42年~43年新作名刀展入選。 45年伊勢神宮御宝刀再度御下盟、戦前戦後と活躍した刀匠です。
本作、晩年の作品で居合用に作られた物です、そのため重量軽く、樋が深く、バランス良く居合に最適な刀です。
拵から見ると、岐阜の居合刀専門店が作った物と思われるため、鯉口の刃側10cmくらいにベークライトの補強が入っていると思います。
また鍔を新品に交換し、柄を巻替えましたので、気持ちよく居合で使えます。

「拵 Koshirae」
ハバキ(habaki) :銀無垢一重の一文字。
鍔(tsuba)    :肥後鉄地金銀布目象嵌桜唐草、新品(鍔、縁頭、鐺は一作)。
縁頭(futikasira):肥後鉄地金銀布目象嵌桜唐草。
鐺(Kojiri):肥後鉄地金銀布目象嵌桜唐草。
目貫(menuki) :山椒の図。
柄(tsuka) :鮫は親粒が付き巻鮫。柄巻きは牛表革黒の諸捻り巻き(新品)。
鞘(saya) :茶色堆朱艶有り。

「刀剣の状態 condition of blade」
研:概ね良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。