説明
「諸元」
登録:昭和58年5月19日 群馬県第46716号
種別:刀
長さ:71.8cm
反り:1.7cm
目釘穴:1個(埋1)
銘文:(表)山上則久作(裏)昭和五十七年八月日
元幅:30.5mm
先幅:22.0mm
元重:7.0mm
先重:5.0mm
重量:刀身のみ680g、抜身950g
「体配」
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで中鋒。茎は生でが区が二寸ほど送られています。鑢目は筋違い鑢、茎尻は栗尻。
「彫物」
片チリの棒樋が茎中に掻き流しとなる。
「地鉄」
板目肌に柾が交じり、地沸付く。
「刃紋」
互の目丁子刃、尖り刃を交え、足良く入り、銀筋走る。鋩子は湾れ込み小丸に返る。
「特徴」
山上則久、本名は山上重則、新潟県刈羽郡刈羽村大字刈羽在住、師は父の山上昭久刀匠、現在も現役で作刀されています。
区が送られているため、バランスが最高に良く、重量も抜身で950gと軽く居合に最適です。
拵は岐阜の美濃熊さんの所で作られた物と思われます。金具類も美濃熊製の肥後鉄地唐草の一作で、多分鯉口の刃側20㎝くらいに強化プラスティックの補強が入っていると思われます。
ご購入後直ぐに居合に使えます。
「拵」
ハバキ:銀無垢一重の庄内。
鍔 :鉄地肥後鉄唐草。
縁頭 :鉄地肥後桜唐草。
コジリ:鉄地肥後桜唐草。
目貫 :山鳩の図。
柄 :鮫は親粒が付き巻鮫、柄巻は正絹茶色の諸捻り巻き。
鞘 :茶色の堆朱。
「刀剣の状態」
研ぎ:概良好です。
傷:欠点に成るような傷は有りません。