現代刀 國吉 二尺三寸九分 拵入

商品コード: 01-1908 カテゴリー:

説明

「体配」
鎬造り庵棟、身幅太く重尋常、鳥居反りで大峰の豪壮な姿。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻。
彫物は片チリの棒樋が茎尻まで掻き通しと成る。

「地鉄」
板目肌に柾目が混じり地沸が付く。

「刃紋」
沸出来の湾れ互の目、焼き幅が広く刃緑微塵に沸が付く、ボウシは刃紋成りに入り小丸に返る。

「特徴」
國吉、本名は二唐久、昭和三年生まれ、弘前市津軽外浜住、父は陸軍受命刀工の二唐主呂義信。全日本刀匠会会員。新作刀展では、入選多数の実力派の刀匠です。
本作は身幅広く切っ先が延びた豪壮な刀姿ですが、重は頃合いでバランスが良く、拵の痛みもありません。刀身はハバキ元に白っぽい薄錆が有りますが、このままでも問題有りません。また試斬に使ったヒケ傷もない事から居合の形のみに使用していたと思われます。横手筋のヒケも少なくダレもなく使用頻度は少なかったのでしょう。直ぐに居合に使えますが、平
肉があまり付けてなく、刃先が凄くシャープなので試斬に最適な刀です。

「拵」
ハバキ:銀無垢一重の腰祐乗。
鍔  :鉄地木瓜形勝虫の図。
縁頭 :勝虫の図。
目貫 :勝虫の図。
柄  :鮫は親粒が付き、柄巻はスエード黒の諸摘み巻き。
鞘  :黒呂。

「<刀剣の状態」
研ぎ:古研ぎのため、ハバキ元に白っぽい薄錆が有りますが、このままでも問題は有りません。
傷:欠点に成るような傷は有りません。