現代刀 三河國住藤原元久作 二尺三寸五分 拵、白鞘付

商品コード: 01-1484 カテゴリー:

説明

<体配>
体配は鎬造り庵棟、身幅やや太く重尋常、鳥居反り、中鋒。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻と成る。
彫り物は片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しとなる。

<地鉄>
板目肌に柾目が交じり地沸付く。

<刃紋>
刃紋は互の目丁子で、足良く入り刃緑小沸付く。刃中は葉働き。金筋、砂流しよくかかる。帽子は乱れ込み小丸に返る。

<特徴>
三河國藤原住元久、本名は橋本勇男。昭和九年十月生まれ。愛知県蒲郡市住。財団法人日本美術刀剣保存協会会員、全日本刀匠会会員、新作刀展入選二十七回。昭和二十五年より父藤原武則の 元で修行し、昭和四十二年十一月に文化庁より作刀承認を受ける、元久刀匠の刀は戸山流の創始者、中村泰三朗氏の愛刀としても有名です。
本作、新品時の購入者がコレクションしていたと思われ、居合や試斬では未使用で保存状態も良く、新品状態のコンディションを保っています。
縁頭コジリ、鍔は一作。

<拵え>
ハバキ:銀無垢一重に縦鑢がかかる。
鍔  :鉄地長丸型桜唐草金象嵌。
縁頭 :肥後鉄地桜唐草金象嵌。
コジリ:肥後鉄地桜唐草金象嵌。
目貫 :菊一輪の図。
柄  :鮫革は親粒が付く。柄巻きは正絹黒の諸捻り巻き。
鞘  :鯉口から20cm程は千段刻み、あとは黒石目。白鞘とつなぎが付属する。

<刀剣の状態>
研:良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。