現代刀 濃州住兼延鍛之 二尺四寸四分弱 拵入

商品コード: 01-1465 カテゴリー:

説明

「体配」
鎬造り庵棟、身幅尋常、重やや厚く、鳥居反りで中峰。茎は生で鷹刃鑢がかかる、茎尻は栗尻。
彫り物は、片チリの棒樋がハバキ元で角留となる。</p>
「地鉄」

板目肌が流れ柾と成り、地沸付く。
「刃紋」
刃紋は重花丁子刃で、刃中は葉が入り飛び焼きを見せる。帽子は乱れ込み小丸に返る。
「特徴」
濃州住丹羽兼延、本名は丹羽脩司、岐阜県住。明治三十六年生まれ。昭和二十九年十二月四日作刀認可。岐阜県重要無形文化財の指定を受けた昭和前期を代表する刀匠です。
関の刀匠で美濃伝日本刀鍛錬技法保持者5名のうちの一人です。兼延の刀は居合界で、刃に粘りがあって刃毀れしない、どの作も姿は豪壮ながら、刀身のバランスが
良く、切れ味優れると評判が高い。
本作、兼延刀匠の作では珍しく、重花丁子を焼いた逸品で、バランス良く手持ち軽く居合に直ぐ使えますが、研ぎ直せば鑑賞用にも最適です。

「拵え」
ハバキ:銀無垢一重横鑢目。
鍔  :鉄地糸車透かし。
縁頭 :銀無垢肥後波の図。
目貫 :銀無垢不動明王。
柄  :鮫は親粒が付き巻鮫、柄巻きは正絹黒の諸捻り巻き。
鞘  :鯉口が鮫巻で、あとは横刷毛目塗り。

「刀剣の状態」
研ぎ: 古研ぎのため、ヒケが有ります。(研ぎは120,000円で承ります)
傷: 欠点に成るような傷は有りません。