現代刀 濃州関住兼俊作 二尺二寸 拵入

Gendaito by Nosyu Seki ju Kanetoshi saku / Tameshigiri sword

商品コード: 01-1430 カテゴリー:

説明

体配は鎬造り庵棟、身幅重とも尋常、腰反り、中鋒。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。

杢目肌が詰み、地沸付。

波涛を焼いた刃紋で、匂口冴え珠焼きを見せ、波飛沫を表現した飛び焼きを見せる。帽子は刃紋成りに入り小丸に返る。

濃州関住兼俊。本名村山喜之一、昭和初期の関の名工、国工院会員、名誉宗匠、陸軍受命刀匠。昭和13年5月「関刀剣株式会社」の専属刀匠と成る。 「関刀剣株式会社」は丹羽兼信・丹羽兼延・交告兼上・土岐亮信・村山兼俊らの専属刀匠が責任鍛錬した刀剣を専属研師20名にて 研磨され、それを 約100名に及ぶ従業員にて外装を付け、大部分は軍部に納入されたと言われる。またこれらの刀匠が制作した刀剣は古式鍛錬にて制作されたと伝わる。
本作、当時には珍しく凄く凝った刃紋を焼いた逸品で、兼俊刀匠の自信作と思われる。拵もしっかりしているため、このまま直に試斬に使えますが、 研ぎ上げても面白い一振りだと思います。

ハバキ:素銅地銀鍍金の磨き地。
鍔  :素銅地丸型魚子地鍔。
縁頭 :鉄地肥後桜図。
目貫 :波に鯉の図。
柄  :柄巻は正絹納戸色の諸捻り巻き。
鞘  :黒石目(新品)。

研:古研のため、プツプツ錆が少し有り、ヒケも有ります。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。