現代刀 於八千代康隆作 二尺四寸 拵 白鞘付

¥650,000 (税込)

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商品コード: 01-1413 カテゴリー:

説明

体配は身幅太く豪壮、重は尋常で切先は小鋒。茎は生で筋違い鑢がかかり、茎尻は栗尻となる。

地鉄は、潤いの有る板目肌が流れ、地沸微塵に付く。

刃文は丁子乱れ、刃縁小沸が付き足よく入る。帽子は乱れ込み尖り小丸に返る。

康隆、本名は吉田康隆、昭和53年生まれ。平成10年、岐阜の故松原秀宗師に入門。15年に文化庁より作刀承認を受け独立。 その後、新作名刀展無鑑査の吉原国家師に師事し、新たな作刀技術を学び、18年新作名刀展に於いては努力賞を受賞します。 焼刃土を使用せずに刃を焼き入れする独特の方法は高い技術を要し、その刃文は非常に美しく、吉田刀匠の持ち味となっています。 その素焼で魅せる丁子乱れの刃文は明るく冴え、備前伝に通じる華やかさと刃中のはたらきの妙味が味わえます。
本作、試斬用に特注された物で、身幅が太く豪壮な刀姿に、素焼きによる見事な丁子乱れを焼いています。試斬に使用した頻度は 少なかったようですが、委託者は出品にあたり研ぎ直しました。コレクションとして鑑賞するのも良いですが、付属の拵に入れると、 バランスが良く重量の割りに手持ちが軽く感じ振りやすいので、勿体ないですが試斬に使うのも良いでしょう。康隆刀匠の武用刀 は大変珍しいので、この機会を逃さないで下さい。

ハバキ:銀無垢一重の総祐乗。
鍔  :鉄地丸形蕪と鼠の図。
縁頭 :竹籠の図。
コジリ:竹籠の図 目貫 :金地龍の図
柄  :鮫は親粒が付き巻き鮫、柄巻きは正絹黒の諸捻り巻きです。
鞘  :黒呂。

研:概ね良好です。
傷: 差し表の刃中に細い傷が有りますが、余り目立たなく、居合や試斬には支障は有りません。また、他に欠点に成るような傷は有りません。